第164話 対抗策がいまいち

「カラシニコフが大量に手に入る可能性があるかも知れません」


「何だ、それは?」


「銃の発展型で安価で大量の弾が打てます」


「そんなとんでもないものが未来では発明されているのか?」


「もしかしたらですが……」


 でも、飛行機がある時点で察するべきだった。


「ドワーフを分隊にして対抗するしか手はあるまい」


「現状取れる手としては最良かと」


 でも、エルフの空島って何か武装とかしておいたらかなり強力な兵器になると思うのだけどなあ。


「アロンを空島に装着出来れば話は違ってくるのですが」


「いや、無理がある。あれは天から放つから位置エネルギーと運動エネルギーの作用が強く働くのであって空島に付けたところでさしたる効果はない」

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