秋の色

詩川貴彦

第1話 秋の色

「秋の色」


夕暮れが早くなる

西の空が秋の色に染まり

僕は寂しくて

たまらなくなる


夕暮れがきれいになる

東の空に夕闇が迫り

僕は悲しくて

君のことを思い出す


あかね色の空に

夕闇がせまる

一番星が輝き

家の明かりが懐かしい


秋の色は秋だけの色

鮮やかな光と影の色


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