心の置き場

心の置き場を探して

歩き続けたら


戸惑いながら 進む体が

人の群れに 流された。



ゆっくりでいい

間違ってもいい


そんな言葉が かき消される

午前 七時 四十五分。



いつまでも 甘えていたら いけないと


心を喧騒に乗せて

歩き続けたら


大切な服も 中の体も

所々 ほつれてた。



心の置き場を探して

歩き続けたら


心が置いてけぼりに

なっていた。だから


もう 戦わない

ここが

心の置き場。





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