-ヤンデレ男子-

ユウト。

朝-Good morning-

「お は よ う。」


人形のように眠っていた君がゆっくりと瞼を開ける。


今日も、止めようのない感情が襲ってくる。

狂おしいほどに、僕は彼女を愛している・・・



「朝ごはん、食べる?」


虚ろな瞳。まだ眠いのかな。いくらでもまだ眠っててもいいからね。


あっ・・でもそしたら君とお話できないから、また眠ってしまったら少し寂しいかも・・・・


無表情で僕を見ている君。


かわいい・・・・・



朝ごはん、食べるかな。僕は早く起きて作っておいたおかゆを持ってくる。


スプーンにすくい、ゆっくりと君の口元へ運んだ。


「・・・・・どうかな。」


大丈夫だったみたい。微笑んでくれた。

でも、少し熱そうだったな。

ごめんね、僕としたことが。


もう一度スプーンにすくい、今度はしっかりと、僕の息でおかゆを冷ました。


それから、君の口元に近づける。



─────凄く幸せだ。こうして彼女が、僕の作ったものを、僕の手で、食べてくれるなんて。



(今日も大好きだよ)


そう心の中で呟きながら、ふーーっ、と君に食べさせるおかゆに再び息を吹きかける・・・

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