-ヤンデレ男子-
ユウト。
朝-Good morning-
「お は よ う。」
人形のように眠っていた君がゆっくりと瞼を開ける。
今日も、止めようのない感情が襲ってくる。
狂おしいほどに、僕は彼女を愛している・・・
「朝ごはん、食べる?」
虚ろな瞳。まだ眠いのかな。いくらでもまだ眠っててもいいからね。
あっ・・でもそしたら君とお話できないから、また眠ってしまったら少し寂しいかも・・・・
無表情で僕を見ている君。
かわいい・・・・・
朝ごはん、食べるかな。僕は早く起きて作っておいたおかゆを持ってくる。
スプーンにすくい、ゆっくりと君の口元へ運んだ。
「・・・・・どうかな。」
大丈夫だったみたい。微笑んでくれた。
でも、少し熱そうだったな。
ごめんね、僕としたことが。
もう一度スプーンにすくい、今度はしっかりと、僕の息でおかゆを冷ました。
それから、君の口元に近づける。
─────凄く幸せだ。こうして彼女が、僕の作ったものを、僕の手で、食べてくれるなんて。
(今日も大好きだよ)
そう心の中で呟きながら、ふーーっ、と君に食べさせるおかゆに再び息を吹きかける・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます