詩集25 名もなき言葉にこの詩を贈ろう

仲仁へび(旧:離久)

第1話 科学にそぎとられたもの



 海の底には不思議な世界があるんだよ

 小さな妖精さんや 大きな恐竜さんが

 隠れて住んでいるんだよ


 誰も向かう事の出来ない深い深海に閉じ込められているんだ

 それは 古代の呪いのせい


 僕達人間 忘れちゃったね

 不思議なものを 描く力を


 科学の力がそぎとっていく

 夢は所詮夢なんだって


 でも忘れてはいけないよ

 思い描く事がなくなったら

 夢は夢でなくなってしまうから


 信じられない事

 ありえない事も

 最初は皆

 信じてなかった事で

 ありえると思われなかった事なんだから

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