もっと教えて、君のこと！

都　綾芽

ルンルンとした気持ちで彼との待ち合わせ場所に行く。

付き合って半年、初めてのデート！

初めて彼に会って、初めてデートするんだよ！？

はぁ〜、楽しみ！

と私は思いながら彼のことを考える。

かっこいいかな、

クール系かな、

元気系かな、

はたまた、地味な顔かもしれない…

と夢見心地であれこれ考える。

そんなことを考えていたら

ポンっと

肩に手を乗せられて話しかけられる。

「あなたが志音さんですか？」

と声をかけられた

慌てて振り向くと

“彼”がつけていたマスクを外して笑みを堪えた。

マスクを外した彼の姿を見て私は絶句してしまった。

だってマスクを外した彼は…

国民的アイドルだったのだから…

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい