第27話 よごれた空



地面に這いつくばる様に 目につかないように

隠れて生きてきた


幸運な 幸福な者達を 遠くから見つめながら

妬んじゃって さらに苦しんじゃって

みっともない 生き方をしている


君、生きてく才能ないねって

誰より 自分が知ってるよ


この底辺で 現実の掃き溜めで

見上げる空は 綺麗なんかじゃない


 なんて馬鹿な奴等だろう


 全て投げ出しちゃって 諦めちゃって

 そっちの方が 簡単に幸福になれるのに


 無駄な努力しちゃって

 何で何で何で何で……



 分からないな 永遠に


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