詩集34 連帯言葉
仲仁へび(旧:離久)
第1話 連帯生命
(荒んだ世界の中で、自ら命を絶つ者が増えすぎた。
だから、我々は思いついた。
危ない人間達に互いに枷を付け合う事にしたのだよ)
「この命はリンクしているらしい」
「名前も顔も知らないだれかと」
時間 ここでとまっている
震えが とまらない
もう背中まで 心の刻限が迫っている
命の使い方くらい 自分で決めさせてよ
延命させないで
無駄に生きたくない
せめて 一矢報いたい
この憎い 運命様に
私の命を勝手に縛らないで
人生はひとりだけのものだから
背中で秒針の音を聞きながら
振り返らない
(私と繋がっている誰か)
(貴方の顔なんてしらない、名前なんてしらない)
(どうかこの紐を、枷を切って)
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