第7話 一緒に入らない?

 ※この話には一部性的描写があります。閲覧の際は注意してお読み下さい。





 俺達は外で夕飯を食べて、俺の家に帰ってきた。


「ただいまー」


「お邪魔しまーす」


 俺達は荷物を置いて、ベッドに寝転がった。


「なんか、学生の頃に戻った様な感じだったね」


「でも、俺達まだ20代なんだよね。またこうして遊びたいな」


 確かに、俺は26、蒼哉は22だ。またいつか、こうしてどこかに行きたいな。ふと時計を見ると、既に21時を過ぎていた。



「あ、もうこんな時間だし、お風呂入ろうか」


「だね。いっぱい遊んで汗だくだし」


 俺は立ち上がり、風呂場にお湯を張りに行った。


 ~数分後~


「お風呂溜まったよ~」


「はーい。あ、どっち先入る?」


 どっち先、か…。一緒には…ダメかな?


「良かったら一緒に入らない?」


 …え、俺、何言ってんの?完全に無意識で言ってしまった。


「お、一緒に入っちゃう?俺も一緒に入りたいな」


 まさかの許可が出た。


「じ、じゃあ着替え用意して行こっか。バスタオルも持って」


「はいはーい」


 俺達は服を脱いで、風呂場に入った。2人だとやっぱ少し狭いか…。というか、蒼哉は俺と一緒に入ることに何も抵抗ないんだな。俺も入れて嬉しいけど…。


「あ、けいちゃん。頭洗ってあげる~」


「あ、ありがとう」


 蒼哉がシャンプーを泡立てて、俺の頭を洗う。蒼哉頭洗うの上手いなぁ。


「痒い所ない?」


「大丈夫だよー」


 美容院かて。


「流すよー」


 そう言って、お湯を頭に何回かかけた。


「んじゃ、次俺洗ってあげるよ」


「ありがと~」


 俺はシャンプーを泡立てて、蒼哉の頭を優しく触る。やば、人の頭触ったの初めてかも。


「気持ち良い?」


「めっちゃ良い!」


 良かった、人の頭なんて洗ったこと無かったから不安だった。


「流すぞー」


「あーい」


 俺は泡を流した。


「体も洗ってあげるね」


 …え、それって…、あ、アレも洗うんですよね?男の象徴とも言える場所を…。


「う、うん」


 言われるがまま了承してしまった…。そして蒼哉は、首元から順に、胸、腹、背中と洗っていった。そしていよいよ、俺が恐れている場所へと辿り着く。何が起きたかはご想像にお任せします。別に抜かれた訳でもないけど。


「じゃ、今度は俺が洗うね」


 俺は蒼哉の首から洗って、徐々に下に向かって洗っていった。そして脚を洗って、泡を流した。


「んじゃ、入ろっか」


 2人で湯船に浸かる。ちょっと狭いけど、何とか入れた。


「誰かと風呂入んの、修学旅行以来かも」


 蒼哉がそう言った。確かに、俺も誰かと入ったの久しぶりな気がする。


「俺も久々に誰かと風呂入ったなぁ」


 その後も色々と話をして、俺達は風呂から出てきた。


「けいちゃん、体拭いてあげる~」


 そう言って、俺の頭を拭いた。


「ありがとう、何から何まで…」


「いいのいいの、気にしないで」


 そして俺の全身を拭いた。


「俺も拭いてあげるね」


 俺は蒼哉の頭から拭いて、体を拭いていった。俺達は着替えて、自室へ向かった。


「着替え、2日間も借りてごめんね」


「大丈夫だよ」


 サイズが少し大きすぎたけど、何とか着れている様だ。今度、蒼哉サイズの服買おうかな。また蒼哉が来た時用に。


 時計を見ると、22時過ぎだった。明日も休みだが、またどこか出かけるかもしれないので、早く寝た方がいいだろう。


「歯磨いてもう寝ようか」


「だね」


 俺たちは洗面所に向かった。


「歯ブラシ2本あってよかった。はいどうぞ」


「ありがと~。あ、けいちゃんこっち向いて」


 俺は言われるがまま蒼哉の方を向いた。


「なに…ふぇ?」


 俺は口に歯ブラシを突っ込まれた。


「磨いてあげるよ。ちょっと屈んでくれると助かる」


 俺は少し屈んで、口を開ける。そして蒼哉が歯ブラシを動かす。


「いーして」


「いー」


 蒼哉、歯磨き上手いな…。


「はいOK~。濯いでいいよ」


 俺はコップに水を注いで、口の中を濯いだ。


「次は俺が」


「あー」


 蒼哉が口を開ける。人の歯を磨くのって結構難しいな…。狼のようにマズルが長いと尚更…。何とか俺は磨き終わった。


「はい、いいよ~」


 蒼哉もコップに水を注いで、口の中を濯いだ。


「そんじゃ、寝よっか」


「はーい」


 でも俺は、蒼哉に歯を磨かれている時辺りから隠している事がある。膨張が…収まらん…。歯磨きが結構気持ち良くて…何より蒼哉に磨いて貰えているってことが。何とか隠して、自室へ戻った。蒼哉がベッドに横になる。


「それじゃ、電気消すよ」


「りょうかーい」


 パチッ、と、スイッチの音がした。窓から月明かりが入ってきて、多少室内が見える。しかし、未だに膨張が収まらない。すぐに収まる方法ないのかな…。


「そ、蒼哉」


「どしたん?」


 俺は恐る恐る聞いてみた。


「あ、あの…アレの膨張がすぐに治まる方法…ってない…?」


「え、まさか今起立してんの?」


「う、うん…」


「欲しがりさんだなぁ…もう。すぐ治まる方法、あるよ」


 え、あるの?知らなかった…。


「ど、どうやってやるの?」


「俺がやってあげるよ。まず服脱いで」


 ぬ、脱ぐ必要があるのか…まぁこれで治まるなら…。俺は来ているもの全て脱いで、全裸になった。そして、ギンギンになっているソレを蒼哉の前に晒す。


「ぬ、脱いだよ」


「それじゃ、仰向けになって横になって」


 俺はベッドの上に仰向けになった。そして、蒼哉もベッドの上に乗り、俺のソレをじっと見つめている。


「…やっぱり、大きいね」


「…あんまり大きいっていう実感無いんだよな」


 前に測ったことがあるのだが、根元から測って22cmだった。これって大きいのか…?よく分からない。


「後、皮被ってて…可愛い」


「うっ…気にしてるんだから…それ」


 皮被ってて可愛いって言う人、初めて見た…。


「…触るね」


 そう言って、蒼哉が自分を握ってきた。俺の全身を快感が駆け回る。まるで電気でも流されたかの様に、体が痙攣する。


 頭の中が真っ白になり、目をぎゅっと瞑って、抑えきれない快感に、ただひたすらに耐えるしかかった。


 しかし、それももう限界だった。体の奥から、どろどろとした欲望が溢れようとしている。


 そして。


「んっ、んぁっ、んはぁぁぁっっ!!」


 俺は大声を上げ、蒼哉に溢れ出した液体をぶちまける。蒼哉の手の中で、盛大に果てた。自分から、白い液体が溢れ出す。


「はぁっ、はぁっ、んはぁぁぁ…」


 俺は全身の力が抜けて、目の前が真っ暗になった


「いっぱい出したなぁ…」


 蒼哉が言った。


「だ、大丈夫…って、あれ?」


「…寝ちゃった?」

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