第10話 コロナの収束(設計の予言者編)

アフターコロナの近未来と言いながら、設計の予言者が示すビジョンの紹介ばかりとなっているので、最後ぐらいはと言う事で、コロナに関係しそうな予言を解説しておこう。


新しいエネルギーの所で「重力」の話題が出したが、重力とは、アルベルト・アインシュタインの「一般相対性理論」で取り扱われている主題だ。


しかし、アインシュタインで最も有名なのは「特殊相対性理論」になる。

この「特殊相対性理論」で取り扱っているのが光である。


実は設計の予言者、何故か「光の発明」の言葉を未来記に残しているので、解説しておこう。


まあ、以下は多分に場末の予言屋のナンチャッテ予言が入っているが、もし私の推論が正しければ、これからの人類の未来に対し、朗報となる事は間違い無い。


では早速、「ワクチン接種では、パンデミック解決の決定打にはならない。」と言うアンチテーゼから。


あまり嬉しくもない書き出しだが、その理由から提示して行こう。


ワクチンは確かに効果が高いのは分かるが、あくまでもこれは対症療法に過ぎない。

新型のウィルスが現れないと対処が出来ない方法である。


なお、昨今のマスコミでは、「デルタ株」の拡大に、「ラムダ株」「ミュー株」の登場と新型コロナの変異に注目が集まっている。


特に変異株に関しては、ワクチンを二回接種しているにも関わらず「スルー感染」が起き、ミュー株に関してはスルー感染者の死亡例さえある為、新型コロナに関しては集団免疫は不可能ではないかとも噂されている。


対症療法であるワクチン開発と接種、イタチゴッコの様相となりつつある。


次に、これは地球温暖化からの情報になるが、ツンドラなどの極寒地における氷解により、未知のウィルスが発見されたと言うニュースが、危機感を持って報じられている。


はたして、ウィルスと人類の追いかけっこは何処まで続くのか。

正直なところ、ワクチンではウィルス問題は解決できないのではないかとさえ思えてくる。


ヒトゲノムは、長い時間を掛けてウィルスと共存して来た。


ウィルスは「逆転写酵素」を持っており、長い時間の中で人の遺伝子に自分(ウィルス)の情報を転写して来た事が、知られる様になってきた。


膨大なヒトゲノムの中には、働きや詳細が不明な所、すなわちゴミと思われている情報があり、その幾つかはウィルスによって転写された情報だとも言われている。


なお、ウィルス等(ペストや天然痘を含む)によるパンデミックは、古くから人類を脅かしてきた。


これを、ウィルス側の立場で代弁すると、「我々ウィルスこそが、住みやすい宿主(人間)を選別して来た。」こう言うに違いない。

そう考えると、人間の進化とウィルスは、全くの無関係とは言い切れない。


そんなヒトゲノムと共存してきたウィルスが、ワクチンのみで解決するとは考えにくい。


しかし、「設計の予言者」によれば、ウィルスのパンデミックは、ある程度コントロールできるようになるかもしれない。


「設計の予言者」が残した未来記には、「2048年までには、光の発明があり、町の至る所に高いアーク灯のようなものが建っている。」との記載が散見される。


なおそこには、「光のそのものの本体は不明とあるが」と断り書きがされている。


この断り書きを勘案すると、「光そのものの正体」が「光とは呼びにくい物(可視化されない光)」の事を現しているのではないかと考えられる。


2048年の近未来、人類がウィルスをコントロール出来ていると仮定すると、設計の予言者があえて口にしている「光の発明」とは、パンデミックをコントロール出来るものだとも考えられる。


その光の正体であるが、もしかするとウィルスを数分で不活化すると言われる、「遠紫外線C波」や「紫外線222」のような、「光とは呼びにくい物(可視化されない光)」を照射する技術の事を現しているとも考えられる。


さらに、設計の予言者によれば、発明される光は「白色光」と言う事なので、「遠紫外線の波長を持つ、発光ダイオード」が発明され、対ウィルス機能を持つLEDが町の至る所に建てられる、そんな時代が来るのかもしれない。


なおその使用方法であるが、通常時は遠紫外線を含まない灯火として使用し、いざパンデミックが起これば、遠紫外線の照射型に切り替える事で市中感染を防ぎ、ロックダウンなどの生活を強く縛る事態が起こらないよう、パンデミックをコントロールするようなものになるだろう。

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