第52話 昔話
父親から、終戦があと1週間遅かったら、特攻してたなあ、って聞かされて絶句、そして無言。
それが良かったのか悪かったのかわからんけどな、と遠い目をしてた。
食べるものがなくてさつま芋の茎をたべて、"あれは苦かった" と笑う顔には年月が刻み込まれている。
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