第38話- 二度と戻れないのに
色んな事が頭を一杯にする。
何を考えていたのか、それさえ分からなくなった。
人通りの無い町の中を当てもなく抜けていくと冷えた体が気持ちまで振るわせる
言わない方が良かった、でも吐き出した言葉達はもう一人歩きを始めてしまった。
白んでいく空、闇に戻りたい。
「二度と戻れないのに...朝日」
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