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  • 眠れる乙女と永遠の海への応援コメント

    流体のように滑らかで、しかし潮のうねりや粘りを感じるような流麗な文章に心浚われて、穏やかな、しかし確かな強さを持った波にゆっくりと揉まれたような感覚です。
    ものすごい力が込められていると感じました。
    先の方々のような、鋭い考察は私にはできませんが、この力を受けて、この心に生まれたものを伝えたいという気が高じてしまい、書きました。
    坂本様の原点、グラフの升目に打たれたあの確かな濃い点のような、そんな感覚がします。ここから始まったのですね。

    とても面白かったです。

    作者からの返信

    一縷様

    ご高覧いただきまことにありがとう存じます。
    本拙作は私にとっては大変思い入れ深い小説で、今交流のあるカクヨム作家さんと知り合うきっかけを多く与えてくれました。
    (それまでは独りで書き続けていたのです)

    小説らしい小説。なるべく奇を衒わずに、かつ自分らしさを出せる小説を目指して、本作は書かれています。
    一縷さんにはいつもいつも私の拙い作為を好意的にかつ的確に捉えていただき、ほんとうに嬉しく思っております。
    今後とも変わらぬご交誼の程よろしくお願い申し上げます。

  • 眠れる乙女と永遠の海への応援コメント

    はじめまして、こんばんは。
    拝読させていただきました。
    教科書に掲載されそうな美しい文学作品ですね。豊富な語彙で、風景や心理を鮮やかに描写されており、心より尊敬致します。

    ジブリ作品を見ているかのような郷愁を感じました。タイトルから察するに、彼女は亡くなってしまったのですね。だから少年は、いつか自分を殺す海が愛しく思えたのかな。そんなことを思いました。

    素晴らしい作品を読ませていただき、ありがとうございました。これからの活動も応援しております。

    作者からの返信

    mk*様

    はじめまして、坂本と申します。
    この度は過分なるお褒めの言葉をいただき、誠にありがとうございました。

    mk*様から拙作に寄せてくださったご解釈、誠に新鮮な思い出拝読いたしました。本作は、多くの方に様々なご感想をいただいておりまして、そのどれもが作者の意図を超えてゆくようなものばかりで、私自身大変多くの気付きを与えられているのでございます。ほんとうに得難い、そして楽しい経験でございます。

    また、「尊敬致します」との御言葉、まことに恐縮でございます。当方も、mk*様の御作、拝読いたしました。言葉選びの一つ一つの丁寧さ、文章構成の練られ方、こういった文体から受ける大変に真摯な印象に心打たれております。

    まだまだ誤字脱字衍字の類の目立つ生硬な鯱張った文章をしか書けぬ若輩の私ではありますが、今後ともどうか御笑覧いただけたのなら、これ以上の幸いはございません。
    この度はほんとうにありがとうございました。

  • 眠れる乙女と永遠の海への応援コメント

    拝読しました。

    文章力もさることながら、心の機微の描き方に脱帽です。なによりも読んでいて風を感じました。

    ただ気がかりなのは、その後、少女がどうなったのかということです(読めてなかったらすいません)。作中で「不条理」に言及されている点や、最後にモデルとして少年に描かせる意味、そしてタイトルの「眠れる」と「永遠の」というワードチョイスがひかかりました。何かのパロディなのか、それとも単に自分の深読みなのか……

    いずれにせよ、他の人と議論したくなるような深い作品でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ご好評いただき大変光栄です。

    タイトルに関しては、本来はもっとシンプルなものを考えていたのですが、既出作品に同名の小説があり、今ある題に変更したような形です。その変更の際に、余り硬くなりすぎない親しみやすい題名をと思い、このようなタイトルにしました(私の意図が達成できたかはまた別の話ですが)。
    また、天秤様の疑問に感じられている、タイトルと物語との関係性(少女と少年のその後なども含め)ですが、私は明確な作意を持ってこのようなタイトルと筋書き(描写)にしました。ただ、少しわかり難いかな? と、私自身感じていたことも確かです。
    とは言え、作者が直接種明かししてしまうのも、なんだか無粋で興醒めな感じがするので、敢えて秘密にしておきます。

    この度はお読みくださり、まことにありがとうございました!

  • 眠れる乙女と永遠の海への応援コメント

    赤の他人だった少年少女が一つの場所で他人の壁を越えていくような。そういう気がしました。ボーイミーツガールですね。とても綺麗な物語だ。最後の終わり方も……隠されたメッセージが切なくとも愛があると思います。いい物語です

    作者からの返信

    お読みいただき、ありがとうございます。
    レビューもいただいたようで、過分なお褒めのお言葉、なんだか私にはもったいないとさえ感じてしまいました。

    「夏の終わりの感覚」

    こう評していただいたこと、まことに嬉しく思います。夏の終わり特有の寂しさ、切なさ。あの言うに言われぬ感覚を、言葉のみにて表現してみせたいという思いは、まさに私の文学上の憧れの一つでもありました。

    追伸
    私も天方様の御作、拝読させていただきました。内省の瑞々しさが、一人の人物像を眼前にありありと空想させてくれる、大変誠実な文学だと感じました。
    素敵な作品を読ませていただき、誠にありがとうございました。

  • 眠れる乙女と永遠の海への応援コメント

    ボーイミーツガールという形式でありながら、議論したくなるような深淵を覗かせていただきました。

    固い文体や個性的な言い回しのおかげで、作品全体に神聖な静謐さが漂っています。

    甘くなり過ぎない雰囲気が、個人的に好きだなぁと思いました。

    作者からの返信

    暖かい応援のお言葉痛み入ります。
    釣舟草様からの応援を糧に、今後も精進して参ります。
    この度は誠にありがとうございました。