クズ系主人公と天然幼馴染との論争の日々
口惜しや
第一の論争パンツ
「パンツ見せて」
幼馴染のすらりと伸びた指が携帯の110を押している様もどこか華憐に思えた……え?
「待って待って待っておかしいじゃん?いままでもいろいろおかしいことしたけど土下座で許してくれたじゃん」
「足指をなめさせろって言われたときは流石に口聞かなかったけどね」
「ああ、あの件はどうも」
「それなのに今回は直でポリスメン!?とりあえず携帯を置いてくれ…いいな?」
「わかった」
「私をそんな目で見てたの?今回はどう拗れたの?」
「よし来た。じゃあ考えてくれ、下着売り場があるだろう?」
「そうね」
「まず君の反応を見る限りパンツを男が見ることがいかがわしいいとのことだ。」
「しかし下着を売っている店はいやらしい目的ではないだろう?」
「はあ」
「つまり身に着けている状態がいやらしいと」
「ちょっとハンカチみせて?」
「ハンカチだと思ったらはんぺんだったけど…はい」
「なぜそんな間違いをする?」
「まあ肌寒くなったらおでんが食べたいじゃん?」
「今は夏だろう」
「まあいい」
「なかったがパンツと同じ生地であるハンカチを見せてくれるだろう?」
「だが、いやらしくないだろう?同じ布なのにだ」
「つまり身に着けている布なの」
「私パンツ紐だよ?」
「?!?!?!?!?!???!?!?」
まずい…意識が遠のく…エッチすぎる…し…んぞうが…あ…ああ…
「嘘だけど」
「幼馴染歴も長いが初めて殺意を抱いたぞ」
「そんなこといっていいの?あーあー見せてあげようと思ったのに」
考えるよりも早く額を地面に擦り付けていた。
「私を納得させられたらね♪」
よしきたと立ち上がる
「続きだが、水着は海などでみせるだろ?」
「うん、でもそれは濡れるからで」
「じゃあ水着とパンツの違いは使用用途の違いか?」
「使用用途が違うといやらしくなるのか?だがその今着ている服だってパンツと同じじゃないのか?」
「「主に女性用の下着のうち、下半身に直接身につけるもの。防寒および、帯下や残尿などで衣服が汚れるのを防止するために着用される。布の覆う面積は基本的に女性器から臀部、おおむね脚の付け根からへその下までを覆い隠すような形状、および丈になっている。形状及び覆う面積は多岐にわたる。詳しくは後述。
中には絵や文字がプリントされているものもあり、プリントパンティと呼ばれるものもある(wiki)」とのことだよ?到底ちがうんじゃないの?」
「グググ…」
「それに、パンツの何に惹かれているの?」
「それは…確かに…なんだろうな?」
「でしょ?」
「そうだなあ…なんでだろ…私の負けです…」
「分かればよろしい」
「でも…君になら見せてもいいよ?」
「本当ですか!!!」
そういうと彼女はおもむろに立ち上がりスカートの裾を捲り上げた。
そこには…新世界が広がっていた。
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