第11話 のんびりと

私がここに綴ることは

私にとってまた憎しみを増殖させるだけだから

本当は彼を思い出し、書くことはもうやめなきゃいけないけど、

それでは私の今の心が落ち着かず

ふと彼を思い出した時

とてつもなく憎しみに怒りすら感じるから

これからも少しずつ

大きな爆発を避けるために

私は自分の気持をここに綴ろう。

決して明るく、ハッピーな作品ではない。

読んでいて不快になるかもしれない。

でもこれも人間の感情の一面だと

どうかお許しください。

憎むことは誰かを傷つけることだから

きっと良くない行為

第一に自分にも良くない。

身を持って感じている。

いつの日か、彼を憎む日々から解放されたい

この作品のために彼を思い出すのではない。

彼を思い出したらまた綴るのだ。

ゆっくりと。

作品は続いていくのかな。

私にもわからない。

いつの日か完結することだろう。

そう願いながら

今日も生きていく。

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