第127話 11月5日 土曜日14
誰か――俺をこの場から助けて。と思っても誰も助けてくれないだろう。
現在はまだ九条さんたちに捕まっており。さらに胡乃葉も戻ってきて――なんか大変なことになりつつ?という現状だ。って、俺がそんなことを思っていると。九条さんがまた余計なことを言った。
「いやいや、楠君。東山さんも言ってたよ?」
おいおい、ってか、ちらりと胡乃葉を見ると胡乃葉も少し動揺というのか困った表情に――って、そりゃそうか。というのと――あれか、東山さん勝手に何言ってる――ってこと思ってそう。
「ひ、姫子ちゃん何言ってるの――」
ほら。あたりだろ。なんかつぶやいているのが聞こえてきたのだった。
「ちょちょ、クミクミこれ何?修羅場?面白そう」
「ってか。かわいい子」
「うんうん。って、クミクミの彼氏――浮気?」
「あの、勝手に盛り上げないで。って、嘘を膨らまさないで」
一方九条さんのお友達女性陣は――楽しそうに盛り上げているが。マジでやめてくれ。胡乃葉にも迷惑だろうが。
「先輩――?」
「胡乃葉気にしなくていい」
じろっと見られた気がしたので、俺はすぐに胡乃葉に返事をして――さてどのように逃走するか考え出したのだが――。
「楠君は既にラブラブと。東山さん情報通りだね」
九条さんも面白そうにどんどん話を盛るので――これは様子見とかじゃなくて即が良いだろうと俺は判断。
「なんかおかしい――ってか、胡乃葉行こう。ここに居ると疲れる」
「いや、なんかはっきりさせた方が――いいような――」
俺が動こうとすると、なぜかはっきりさせたがる胡乃葉――って、いや、まあそりゃはっきり違います言っておいた方がいいだろうが――でも多分さ。居るだけで楽しませるというか。
「「「修羅場修羅場修羅場」」」
「勝手に盛り上がるな」
ほら、手に負えなくなってきたぞ。俺が名前の知らない女性陣めっちゃ楽しそう――って、みんなわかっててだよな?九条さんなんて何も気にせず。クレープ一つとたこ焼き2つ完食したぞ。って、たこ焼きは2つとも九条さんのだったのか!
俺にはそれがある意味驚き――って、クレープ2つ目いった!もう――九条さんには驚かない様にしようかな。
とりあえず――逃走だ逃走。と思う俺だった。
その後、九条さんがいつも通り?元気にたくさん食べている横で勝手に盛り上がっていた九条さんのお友達からの質問攻め?あと、時たま余計なことを言う九条さんからは何とか抜け出して、俺と胡乃葉はグラウンドの方から講義棟の方へと戻ってきていた。
ちなみに気が付いたら夕方。そこそこの時間大学祭を楽しんでいた様子だ。
大学祭は夜まであって夜にはグラウンドの方で何かするらしいが――それに関わる気はなかったというか。疲れたから逃げてきたってやつだな。勝手にいろいろ言われて大変だったからな。
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