第45話 UNRadio2
風呂も夕飯も終わり、配信する準備がバッチリと整ったのだが、青い鳥で告知した配信開始時間まで1時間以上も時間があり、来月パーソナリティを務めるUN Radio2の先週の放送を聞くことにした。
えーこれか。『UNRadio2(Ozu&KiA)』KiAなんて人知らんのだが……まぁ、良いか。
Ozu&KiA『UNRadio2!!』
Ozu「はい、始まりました。UNRadio2!!今月のパーソナリティはUN_Valorant部門所属Ozuと同じくUN_Valorant部門のSakuraなのですが、今回の放送のみSakuraが体調を崩してスタジオに来れてないのでちょうど歌ってみたの収録でスタジオに居たKiAさんに来てもらいました」
KiA「Sakuraの代打で来たKiAです。えー動画投稿サイトの方で歌ってみたや本の朗読など、色々上げてます。今日はよろしくお願いします」
Ozu「まぁ、KiAさんは皆さんご存知の通り大人気の歌い手さんなんですが……俺やSakuraとは学生時代から付き合いがあり、今回焼肉を奢る事を条件に代打を受けてもらいました」
KiA「SakuraとOzuに出来るなら私にも出来るだろうって軽い気持ちで来たんですが、思ってた以上にガチガチの雰囲気で緊張してます。まぁ、皆さんほんとに、ほんっとに優しく聴いてくださると嬉しいです」
Ozu「まぁ、KiAさんはラジオ初挑戦と言う事で少しぐだるかも知れませんが、そういう所も生放送のラジオならではなんじゃないのかなと思いますので楽しんでいただけると幸いです。と言う事で、」
2人『UNRadio2.Let's Go!!』
KiA「この放送はゲームをクールに楽しくのUNISONと魔法のような体験をの魔導協会の提供でお送りします」
Ozu「えーCM空きまして、いつも通りリスナーの皆様から頂いたお便りのコーナーに行きたいと思うのですが折角今日は大人気歌い手のKiAさんに来てもらっているのでフリートークの時間は俺らの馴れ初めとかKiAさんへの質問とかそういう所を話して行けたらなと思います。まずは、馴れ初めって言うか俺らの出会いについて話そうと思うんだけど、KiAは覚えとる?あっ、もうさん付けやめますね。真面目にしないといけないオープニング終わったので……」
KiA「はぁ……えっと、Sakuraが私の相方の朱羅りんの枠に来て、たまたま朱羅りんと喋ってた私を見つけたんだよね?」
Ozu「そうそう。あいつが久しぶりにある配信サイトを開いて、たまたま最初に見つけたやつが朱羅りんとKiAが話してるやつで逸材見つけた!!って俺に連絡して来たのが最初やね。まぁ、マジで馬鹿だなぁ〜って思ったわその時」
KiA「バカ?」
Ozu「あっ、えーSakuraも飽きないなーみたいナね?」
KiA「はぁ……で、その後SakuraとかOzuが枠に上がってきて適当に喋ってたら仲良くなったって感じだったはず……」
Ozu「まぁ、そう。俺的にはここまで仲が続くとは思わなかったけどね」
KiA「あーそれは私もだわ。だって初めて会ってからもう6年くらい経ってるもんね」
Ozu「マジで最初の頃はKiAの事、頭イカれてるなぁ〜って毎回思ってたんだけどね」
KiA「はぁ!?死ね!!」
Ozu「まぁ、今もなんだけど」
KiA「死ね!!」
Ozu「wwwwwwwwww」
KiA「マジで死ね!!」
Ozu「あーKiAが急に暴言吐いてますけど、ただの照れ隠しなんで許してやってください。KiA、一応これ全国ネットだから気をつけてね」
KiA「……」
Ozu「まぁ、KiAの印象は今も昔も生意気で可愛い姪っ子だから。Sakuraは馬鹿で可愛い子供とか言ってたけど」
KiA「あいつマジで殺ろうかな?いや、普通に殺すわ」
Ozu「wwwwww。Sakuraーお前人気歌い手のKiA様に殺害宣言出されてるぞー。まぁ、今あいつ風邪で寝込んでるから許してやって。復活してからなら何してもいいから」
KiA「分かった。Sakura早く元気になれよ」
Ozu「うん。Sakura早く元気になれ。まぁ、軽く昔の話をするとKiAが俺にばっかり連絡して来たとか色々あるんだけど少々時間が押しているのでコーナーの方に移りたいと思います。Supported by UNISONの提供でお送りするこのコーナー。神ゲー製作所。KiAはこのコーナー知ってる?」
KiA「リスナーさんからこんなゲームやりたいっ!!こんなゲームがあって欲しい!!って言うお便りを集めるやつでしょ?」
Ozu「そうそう。神ゲーの企画書をリスナーさんに書いてもらってこれは神ゲーだなって言うやつを俺らで決めて神ゲー認定された人にはUNのグッズと俺ら二人のサインが届くってやつ」
KiA「確か……今日はどんな神ゲーと出会えるのかなぁ〜」
Ozu「cv KiAの素晴らしい振りが来ました。えーラジオネームパスカルさんの企画書。題名マジオケっ♡。設定、普通のカラオケゲームなんですが、VRと立体音響に対応しており、本当にカラオケボックスに居るような感覚が味わえるものとなっています。例えば遠く離れた友人とネットの世界でカラオケができ、立体音響に対応しているのでアイドルのライブなんかも出来ますし、逆に配信者として本物の3Dステージでライブをする事ができます。ほぉ〜」
KiA「えっと、VRでカラオケをするってこと?」
Ozu「まぁ、簡単に言うとそうね。自分で3Dの身体作ってそれをアバターにして友人とカラオケしたり、配信者としてライブしたりが出来るって事ね。歌い手のKiAにぴったりじゃん」
KiA「え……そうじゃん。うちにぴったりじゃん!!だって本物のステージでライブが出来るって事でしょ?そして、立体音響に対応してるって事は聞く人も本物のライブに来てるみたいに体験できるって事じゃん」
Ozu「で、友人と普通にカラオケも出来ると……神ゲーでは?」
KiA「配信業界に激震が走る様な神ゲーじゃん」
Ozu「このマジオケっ♡があれば、カラオケをしに行く為にわざわざ早起きする必要も無くて、距離すらも気にしなくていい。そして、どこまでグラフィックがあるのかは分からないけど、それこそVTuberのライブとかはこのマジオケっ♡で解決か」
KiA「神ゲーです」
Ozu「文句なしの神ゲーだね。ただ、マイクとか機材とかで音質とか映像とか変わるかも知れないけど遅延とか、音の綺麗さとか、色んな物が全部完璧に揃ってたら最高だろうね。まぁ、ここからは俺の話なんだけど、マジで援助するから作ってくれ。版権は全部そっち持ちでとにかく作ってくれ。制作協力の所にちょろっと名前出してくれれば良いから。最悪うちのオーナーに言って作らせるから。エンドロールってでっかく制作立案パスカルって書くから。どうか許可お願いしますって感じで。まぁ、そういうことなんでグッズと一緒に俺の連絡先送るわ」
KiA「えぇ……どれだけ必死なのよ。あっ、でもウチもなんかやりたい!!昔からこういうゲーム作りとか関わりたかったんだよね」
Ozu「じゃあ、KiAはデモプレイとPVの出演やろうか」
KiA「おけ」
Ozu「じゃあ、お次の奴行きましょか」
KiA「切り替え早っ……えーお次はどんな神ゲーが待っているのかな?」
Ozu「ラジオネームサクサクカルパスさんから頂きました。さぁ、本物のギャルゲーを貴方に〜題名、『全編ASMR対応』Girl'sCollection!!全編ASMR対応!?ぅええ!?全編!?そんな事あっていいのか?お前らな、ASMRどれだけ大変か知ってるか?マイクだけじゃ駄目なんだよ。みんなも聞いてると思うんだけど配信者さんによってホワイトノイズって言ってサーッて音とか入ってる奴があるじゃんか。それって内部のマイクのコンデンサーの音が乗っちゃってるんだよね。でも、これ、全編対応って事はそんなちゃちな機材使ってないってことだ。俺が言いたいことわかるよな?そう、神ゲーって事だ。んでもってVR対応と来たもんだ。マジでいいねで買う」
KiA「えぇ……テンション高すぎ何だけどこの人。お前そんなにギャルゲー好きなん?」
Ozu「お前、お前ガチでギャルゲー舐めんじゃねぇぞ。こちとら会う奴会う奴、地雷だったり病んでたりして日々疲れとるじゃ!!癒やしがほしいに決まっとるやろがい!!」
KiA「あーごめん。うちが悪かった」
Ozu「えっと、サクサクパスカル。俺が援助する。だから早く銀行口座教えてくれ。俺の貯金の半分贈ったる。さぁ、全編ASMR 対応の神ギャルゲーを俺にくれ」
KiA「サクサクパスカル逃げてぇ〜」
Ozu「さぁ、早くっ!!早く俺にギャルゲーをっ!!」
KiA「お次の神ゲー……あっ、時間らしいのでCM入りまーす。UNRadio2!!」
Ozu「おい、待て。待って、俺は、俺はのじゃロリ狐娘に甘やかされたいんだァァーー!!」
Ozu「えー枠上がりまして先程取り乱してしまいすいませんでしたUN_Ozuです。ただこれだけは言わせてほしい。全編ASMR対応ギャルゲーGirl'sCollectionとマジオケッ♡援助するのでよろしくお願いします」
KiA「えー2つとも神ゲー認定です。私達2人のサイン入りグッズとUNグッズをお送りしますのでお楽しみに〜」
Ozu「では、お次のコーナーに参っていきましょう。UNRadio2Supported by 魔導協会の提供でお送りします。『私の禁術教えますっ!!』のコーナーです」
KiA「私の禁術教えます?」
Ozu「このコーナーでは、リスナーの皆様から最強で最悪の天才的な禁術を募集するコーナーです。一応前回のベスト禁術は『モンスター×∞』です。エナジードリンクを大量に接種する事で自分の限界を高めてポテンシャルの限界を突破する魔法です。因みにLPS、Laprasって言う世界大会で俺らとバチバチに優勝争いしてる所のBcNはこの禁術を使い過ぎて病院に搬送されました」
KiA「wwwwwwww嘘でしょwww」
Ozu「まぁ、俺も危ない所まで行ったことあるんだけどね。てか、ゲーマーの殆どはあっ、これヤバいやつって瞬間あると思う」
KiA「あー何か配信で知り合った人とかが色々と言ってた気がするわ」
Ozu「因みにTigaとArex部門のidelとかkinkonoがガチで搬送されました」
KiA「えぇ……マジで?」
Ozu「マジです」
KiA「ヤバすぎじゃん」
Ozu「まぁ、それで今は普通に生きてて、日韓1位取ってるから良いんだけどねってSakuraが言ってました」
KiA「凄いけど良くねぇよ!!」
Ozu「はい。皆さんもエナジードリンクの摂取は量を考えてくださいねということで次の禁術行きますか」
KiA「さぁ、君の最強、最悪、天才的な禁術を教えてくれ!!」
Ozu「ラジオネーム狂った白玉さんからいだきました『ア・イ・シ・テ・ル・ッ!!』。えー只今ラジオのパーソナリティーを務めるOzuさんとSakuraさんに私の禁術が掛かりました。交互に愛してると言って照れた方は爆発する禁術です。因みにやらなかった場合燃えますので頑張ってください……えー今日に限ってこれを選んだ脚本家のヤーさんをぶん殴りたい気持ちでいっぱいですがスタッフ全員はよやれや!!と何故かキレ気味でこっち見てきてるので早くやりたいと思います。愛してる」
KiA「えっ……愛してる」
Ozu「スタッフマジで後で覚えとけよ。愛してる」
KiA「…………」
Ozu「あの、ガチ照れはやめてもらえると愛してる」
KiA「死ね!!」
Ozu「はいっ、撮れ高ありがとうございます。ボーナス期待してまーーす」
KiA「ホントに死ね」
Ozu「えーこれによってですね、俺やUNが燃えることはなくなったという事で。え?もう時間?神ゲーに時間めちゃくちゃ取られた?あーはい。エンディングのコーナーです」
KiA「早っ」
Ozu「うん。俺もめちゃくちゃ早く感じたわ。まぁ、それもKiAと話してるのが楽しいからってことで」
KiA「死ね!!」
Ozu「はい。最後の死ね頂きました。えーUNRadio2では、毎月パーソナリティを変えてお送りしております。今月はUNRadioパーソナリティだったSakuraとOzuなんですが、こんな感じでどちらかが来れない時など、緊急でゲストを呼ぶこともあるのでお聴き逃しのないようによろしくお願いします。最後にKiA一言ある?」
KiA「私は今聞いてるみんなのことが大好きだぞっ♡」
Ozu「さぁ、今週のUNRadio2はここまでだっ!!また来週〜」
KiA「愛してるぞっ♡」
「KiA愛してるぞぉぉ!!」
はっ……やばいな。幻惑の魔法にかかってたわ。あーやばいやばい、今のを菜璃に聞かれでもしたら……。
俺はこの時、なぜ部屋のドアを閉めていなかったのかめちゃくちゃ後悔した。いや、ギリギリ配信には間に合ったんだけどね?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
KiA
人気の歌い手。
UNカップ(AREX)に出場した時は親友の朱羅りんとの掛け合いが面白く多くの切り抜き動画が上がったとか。
ファンはKiAの「死ね」が照れ隠しと分かっているので姪っ子を見守るおじの気持ちで配信を見ているという。
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