3回目の召喚でスローライフ 生者を家畜にして、死者と愛を語る
田中 幸樹
第1話 失恋したので逃走します
変態の俺は大学に入学してすぐに恋をした。
合法ロリ巨乳!! 大きな瞳で垂れ目!! そして低身長!!
俺の好み 100%
「好きです!!」
「変態糞野郎!! 死ね!!」
憎悪の込もった可愛い声の返答に、心が折れた…………
周りを見ると、俺と同じ変態な目をした同胞達が彼女をコソコソ見ていた。
もしかしたら、彼女は結構被害にあってるのかも。
まあ、俺のように告白するんじゃなくて、ストーカー系だと思われるが…………
そして、心の折れた俺は引きこもり うん、この世界は糞だ!!
真っ暗な部屋で
「糞!! この世界は糞!! 俺も糞!! みんな糞!! 全部糞!! 糞 糞 糞 糞 糞 糞 糞 糞糞糞糞…………」
暗闇に呪詛を吐く。
こんな、うんこ臭い世界から俺は出ていく。 世界出(家出の世界版)してやる!!
「糞 クソ くそ 糞 …………糞」
さらに、暗闇に呪詛を吐く。
そして、約束の刻が来る。
そう、中学の時(イジメで引きこもり)と高校の時(家庭問題で引きこもり)に、この呪詛吐きから召喚された約束の状況 3回目の召喚の光が部屋を満たし俺は異世界に旅立った。
召喚の魔法陣が光輝き、俺 参上!!
はい!! 金髪碧眼の美少女 王女さまが目の前に立って微笑してます。 この王家は顔の遺伝子強いのか 1回目 2回目 3回目 まったく同じ顔の王女さまが現れるな。 1回目と2回目の召喚の時間経過は200年ほど たぶん3回目の今回も2回目から数百年たってるはずなんだけど。
「よくぞ来ました 異世界の英雄よ!!」
あ~~、毎度同じ言葉、これって台詞きまってるのかな?
「さあ、付いてきなさい!!」
「はい、はい」
適当に返事する。
「…………あなた、この状況理解できてますか?」
適当な返事に、王女さまは疑問を持ったようだ。
「召喚されたんですよね」
「いえ、見たらわかると思いますが、私は美少女の王女です。犬ころのように尻尾を振って胸を揉まないのですか?」
お~~~、…………そういえば 1度目と2度目興奮していきなり乳揉んだな~~~
そして、折檻されて調教された…………うん、俺成長したな。
王女の右手に鞭と左手には首輪
準備万端だったんですね。 いえ、もう3回目なんで遠慮しておきます。
「いえ、その大きさは好みで無いので」
ハッキリとここは言っておく。
俺は、巨乳と貧乳が好きだ。
「…………コロス」
小声で呟いてますが、聞こえてますよ王女さま。 まあ、ここは聞こえなかった振りしていよう。
「では、謁見の間に案内します。付いてきなさい」
「はい、はい」
キッと、睨むその顔可愛いですよ。
そうそう、この世界の王族や貴族は糞だった。
高慢で傲慢な王族貴族、自らの欲望の為なら、自分以外が傷つくのも死ぬのも何とも思わない糞ばっかりだった、少しは変わって良くなっている事を祈りたいが、無理だろう。
いや、この世界の社会システムなら、こんな糞が王族貴族なのが普通なのかもしれない。
謁見の間には、今回も王様が兵士達に守られるように王座に腰かけていた。
「王の御前である、跪くがよい!!」
もう、へらへら笑うしかない。
毎度、同じ事言ってくる奴がいる。
そして、王様も1度目2度目と同じ顔、遺伝子じゃなくてキャラデザイン制作費用削減の為に使いまわししている疑惑…………
取り合えず、、跪いてやると
王様が言いました
「魔族に攻められ、我が国は危機に瀕している。 召喚に応えし英雄よ、我らを救うがよい!!」
威厳の有る低音ボイスで、そう命じてきた。
はいはい、テンプレ。 同じセリフ3回目です。
もう、心は揺れない 1度目は状況も分からず威厳に負けて従った、2度目は情報を得る為に従った、なら 3回目は…………
「バーーーーカ!!」
魔力を放出して、火系魔法の俺オリジナル 爆破を発動させた。
そして、謁見の間は吹き飛んだ。
爆発に紛れて俺逃走、王様死んでたらいいな~~~
まあ、王様死んでなくても謁見の間は爆破出来ただろうから作戦成功かな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます