掌の心

本当は、苦しめばいいとか

悲しめばいいとか

何を引き替えにしてでも

この憎しみを叩きつけて爆発してしまえと、願う自分がいる。

それでも、嘘をついて

「がんばれ」と書いてみた。

不思議なほど、心が軽くなる。

この涙は、なんの涙。

どうして愛と憎しみは

同じ姿をしているの。

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