喰われる
「おっと、こんなところになぜ少年が…?」
女の人の声が聞こえた。
助けが来たのかなと思ったけど、そんなわけなかった。
僕の周りにはねばねばしたなにかがふよふよしているだけ…
「そうか…卑劣な人間もいるんだね、今助けてあげる。」
僕はそのねばねばした何かに包まれて、指先から少しずつ溶かされていく…
もう、死んじゃうのか…
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