天雷の超越者〜最強を目指した男の異世界英雄記
璃桜
転生
転生
はじめまして!リオと申します!
まず、この作品を読もうとページを開いてくれた皆様に多大なる感謝を申し上げます!
初めて書いた作品であり不慣れなので説明が回りくどくなってしまったり誤字脱字があるかしれませんがすぐに治していきますのでどうかご容赦ください。
ここから一、二話ほど説明が多い話になると思いますが全てちゃんと意味があり今後に繋がる基本知識ですのでどうか飛ばさず読んでいただけると幸いです!それでは、ある男の超王道ファンタジーを楽しんでいってください!
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ため息も白く染る12月の寒い日の朝。
(ほとんど分かるようになってきたな…)
パラパラとページをめくりもう1周しようとしはじめた時突然右から甲高いブレーキ音がなる。急いでそちらへ振り向くと大きなトラックが目の前まで迫ってきていた。
--は??
避ける暇もないまま体が経験したことない衝撃で吹き飛ばされ激しく地面を転がされる。ようやく勢いが止まった頃にはもう既に意識も飛びかけており間違いなくあと数分で死んでしまうとわかるほどの重体となっていた。
(せっかくここまできたっていうのに…俺が何したって言うんだ…)
朦朧とする意識の中でどうしようもない悔しさが込み上げてくる。
凜桜は幼い頃から器械体操をしており、その天才的な身体操作能力と鍛え上げられた体によって全国でも敵無しの猛者であった。周囲の人間はこのまま体操を続けていきいずれは世界一にもなってくれるだろうと盲信していた。確かにそう思われてもおかしくない程の成績と才能であったが本当は建築士になりたいという夢を持っていた凜桜にとってそれは到底受け入れ難い大きなプレッシャーとなっていた。どうにかして体操を辞めたいと思っていた凜桜は高校二年生になってすぐに両親に相談をし高校二年生の夏のインターハイまでは続けることにした。
約束通り夏のインターハイまで続け、史上最高得点を叩き出し優勝をした凜桜は周りに猛反対されながらも体操を引退しそこからは受験勉強を始めた。
待ち望んでいた夢への第一歩は凜桜にとって何よりも嬉しく普通であれば苦痛であるはずの受験勉強すらも嬉々として受け入れぐんぐんと学力をのばしていった。
体操を辞めた1年後の3年生の夏休みには第1志望の大学の合格圏内に余裕で入れるようにまでになっていた凜桜はそれでも慢心せず勉強し続けていた。
--やっと自分のしたい事をできる所まで来たというのに。
悔しさで涙が流れやるせない気持ちでいっぱいになる。
(次の人生は必ず…必ず自分の生きたいように生きてやる…)
そこまで必死に保っていた凜桜の意識が完全に途切れた。
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