第4話 それぞれの想い(4)

 洞窟を抜けると、大きな通路に出た。その通路には巨大なミミズの石像がある。こんな洞窟の奥に何だろう。


「何だこの石像は」


 ダミアンは石像を見上げ、首をかしげた。これは一体何だろう。


「わからない。先に進もう」

「うん」


 その先には再び洞窟がある。2人は石像に目もくれず先に進もうとした。だが、石像が動き出し、2人に襲い掛かってきた。


「な、何だ?」


 2人は驚き、立ち止まった。まさか襲い掛かってくるとは。


「襲い掛かってくる仕掛けなのか!」

「やってやろうじゃないか!」


 巨大な石像は戦いの構えを取った。2人も戦いの構えを取った。


「天の怒りを!」


 ダミアンは魔法で強烈な雷を落とした。だが巨大な石像はびくともしない。


「食らえ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。それでも巨大な石像はびくともしない。


「ここで息絶えろ!」


 巨大な石像はダミアンに噛みつき、勢いよく突き落とした。ダミアンは大きなダメージを受けたが、何とか持ちこたえている。


「氷の力を!」


 ダミアンは魔法で巨大な石像を氷漬けにした。だが巨大な石像は氷漬けにならない。


「覚悟しろ!」


 太一は氷を帯びた鎌で斬りつけた。巨大な石像の表情は変わらない。


「死ね!」


 巨大な石像は炎を吐いた。だが、2人はびくともしない。


「雪の力を!」


 ダミアンは魔法で猛吹雪を起こした。それでも巨大な石像の表情は変わらない。


「ガオー!」


 巨大な石像は氷の息を吐いた。2人は大きなダメージを受け、ダミアンは表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 ダミアンは魔法で自分を回復させた。


「それっ!」


 太一は氷を帯びた鎌で斬りつけた。巨大な石像は少し苦しい表情を見せたが、すぐに持ち直した。


「グルルル・・・」


 巨大な石像は炎を吐いた。2人は大きなダメージを受け、太一は表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 ダミアンは魔法で太一を回復させた。


「食らえ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。巨大な石像は少し表情が苦しくなった。


「ギャオー!」


 巨大な石像は炎を吐いた。だが2人はびくともしない。


「天の怒りを!」


 ダミアンは魔法で強烈な雷を落とした。巨大な石像は体がしびれた。


「覚悟しろ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。巨大な石像は表情が苦しくなった。


「とどめだ! 天の怒りを!」


 ダミアンは魔法で強烈な雷を落とした。巨大な石像は倒れた。


 その先の洞窟は、長い下り坂だ。その先は暗い。今度は何があるんだろう。


「長い下り坂だな」

「先が見えないよ」


 2人が進み出したその時、大きな音がした。それに気づき、2人が振り返ると、そこには岩があり、2人に迫ってきている。


「な、何だ?」

「巨大な岩が迫ってくる!」


 それに気づき、2人は下り坂を走った。その先には何もない。急いで逃げよう。このままでは押しつぶされてしまう。


「早く逃げよう!」

「うん」


 2人は大急ぎで下り坂を走った。次第に右側に光が見えてきた。ここに避難しよう。


「早く早く!」


 2人は大急ぎで次の部屋に入った。そこは鍾乳洞だが、崖がなくて、通路が広い。


「ふぅ、助かった」

「どこだここは?」


 2人は辺りを見渡した。ここにも鍾乳洞があるとは。一体この中はどうなっているんだろう。


 と、ダミアンは茶色いドラゴンを見つけた。その茶色いドラゴンは敵のように見える。


「くそっ、ここにも敵が!」


 ダミアンは戦いの構えを取った。だが、茶色いドラゴンは優しそうな表情だ。


「ど、どうしたんですか?」

「えっ!?」


 ダミアンは驚いた。優しそうな声だ。本当に敵だろうか?


「実は、敵に化けてここに潜入してるだけなんです」


 2人は驚いた。まさかここに人がいるとは。ノームのオーブを狙ってやって来たんだろうか?


「えっ、そうなんですか?」

「はい。ここでノームのオーブが取られないように守っている翔っていう男を改心させようと策を練っているんです」


 その時、その近くにいた本物の敵が反応した。まさか、あいつが敵だったとは。だまされたからには殺さねば。


「おのれ、こいつ敵だったか?」

「くそっ、バレた」


 それに気づいた敵が襲い掛かってきた。2匹の茶色いドラゴンと2匹の巨大なムカデとモグラの魔法使いだ。


「雪の力を!」


 ダミアンは魔法で猛吹雪を起こした。5匹は大きなダメージを受け、2匹の巨大なムカデは氷漬けになった。


「食らえ!」


 仲間の茶色いドラゴンは炎を帯びた剣で斬りつけた。モグラの魔法使いの体に火が点いた。


「覚悟しろ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。モグラの魔法使いは体がしびれ、表情が苦しくなった。


「グルルル・・・」


 茶色いドラゴンは炎を吐いた。だが、3人はびくともしない。


「ガオー!」


 もう1匹の茶色いドラゴンは雷を吐いた。それでも3人はびくともしない。


「氷の力を!」


 ダミアンは魔法で5人を氷漬けにした。5匹は大きなダメージを受け、モグラの魔法使いは倒れた。


「それっ!」


 仲間の茶色いドラゴンは雷を帯びた剣で斬りつけた。だが茶色いドラゴンはびくともしない。


「食らえ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。茶色いドラゴンは少し表情が苦しくなった。


「ガオー!」


 茶色いドラゴンはダミアンに噛みついた。だがダミアンはびくともしない。


「グルルル・・・」


 もう1匹の茶色いドラゴンは炎を吐いた。3人は大きなダメージを受け、ダミアンは表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 ダミアンは魔法で自分を回復させた。


「覚悟しろ!」


 仲間の茶色いドラゴンは炎を帯びた剣で斬りつけた。茶色いドラゴンは倒れた。


「次はお前だ!」


 太一は氷を帯びた鎌で斬りつけた。だが茶色いドラゴンはびくともしない。


「ギャオー!」


 茶色いドラゴンは仲間の茶色いドラゴンに噛みついた。仲間の茶色いドラゴンは表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 ダミアンは魔法で仲間の茶色いドラゴンを回復させた。


「食らえ!」


 仲間の茶色いドラゴンは炎を帯びた剣で斬りつけた。茶色いドラゴンは表情が苦しくなった。


「覚悟しろ!」


 太一は氷を帯びた鎌で斬りつけた。茶色いドラゴンは倒れた。


「とどめだ! 星の力を!」


 ダミアンは魔法で大量の隕石を落とした。2匹の巨大なムカデは大きなダメージを受け、倒れた。


 3人は息を切らした。何とか倒す事ができた。茶色いドラゴンは元の姿に戻った。茶色いドラゴンの正体は九尾の狐で、忍者のような姿をしている。


「よかったよかった。どうやら自分が敵に化けてたって事がバレてしまったみたいだ。でも、どうやって翔を改心させようか?」

「僕たちに協力させて? 襲い掛かってきたら共に戦うし」


 ダミアンは思った。人々を幸せにするのが聖魔導の使命。今こそその使命を果たす時。


「い、いいけど」


 九尾の狐は戸惑った。まさか、この人に手伝ってもらうとは。


「ありがとう。僕はダミアン。ダミアン・クレイマー」

「僕は太一。藪原太一」

「な、那須野豊です」


 豊は戸惑いつつ自己紹介した。その時、ダミアンは反応した。豊を知っているようだ。


「き、君が?」

「ど、どうかしたんですか?」


 豊は驚いた。初めて会うのに、どうして知っているんだろう。


「世界を救うって言われている5人の英雄の1人だよ」


 ダミアンは知っている。豊は世界を救う英雄の1人だと。共に冒険をして、王神龍を封印する英雄だ。


「そ、そんな。僕が・・・」

「信じられないけど、君なんだ」


 豊は戸惑った。まさか自分が世界を救う英雄だとは。


「とりあえず、行こう」

「うん」


 豊は決意した。3人で協力して翔を改心させよう。3人なら1人でできない事も乗り越えられるかもしれない。


「くそっ、また敵が!」


 突然、敵が襲い掛かってきた。茶色いドラゴンと2匹の巨大なムカデと巨大なミミズとモグラの魔法使いだ。


「氷の力を!」


 ダミアンは魔法で5匹を氷漬けにした。5匹は大きなダメージを受け、巨大なミミズは氷漬けになった。


「食らえ!」


 豊は雷を帯びた剣で斬りつけた。巨大なムカデは大きなダメージを受け、体がしびれた。


「覚悟しろ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。モグラの魔法使いは大きなダメージを受け、体がしびれた。


「ガオー!」


 巨大なムカデは豊に噛みついた。だが、豊はびくともしない。


「グルルル・・・」


 茶色いドラゴンは炎を吐いた。だが、3人はびくともしない。


「雪の力を!」


 ダミアンは魔法で猛吹雪を起こした。5匹は大きなダメージを受け、モグラの魔法使いは表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 豊は雷を帯びた剣で斬りつけた。モグラの魔法使いは倒れた。


「ギャオー!」


 巨大なムカデは太一に噛みついた。太一は毒に侵された。


「グルルル・・・」


 茶色いドラゴンは炎を吐いた。3人は大きなダメージを受け、太一は表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 ダミアンは魔法で太一の体の中の毒を消した。


「食らえ!」


 豊は氷を帯びた剣で斬りつけた。巨大なムカデは表情が苦しくなった。


「覚悟しろ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。巨大なムカデは倒れた。


「ガオー!」


 茶色いドラゴンは炎を吐いた。3人は大きなダメージを受け、豊は表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 ダミアンは魔法で豊を回復させた。


「それっ!」


 豊は雷を帯びた剣で斬りつけた。だが茶色いドラゴンはびくともしない。


「食らえ!」


 太一は氷を帯びた鎌で斬りつけた。茶色いドラゴンは表情が苦しくなった。


「ガオー!」


 茶色いドラゴンは炎を吐いた。3人は大きなダメージを受け、ダミアンは表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 ダミアンは魔法で自分を回復させた。


「食らえ!」


 豊は炎を帯びた剣で斬りつけた。茶色いドラゴンは倒れた。


「覚悟しろ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。巨大なミミズは表情が苦しくなった。


「星の力を!」


 ダミアンは魔法で大量の隕石を落とした。巨大なミミズは倒れ、残った巨大なムカデは表情が苦しくなった。


「とどめだ!」


 豊は炎を帯びた剣で斬りつけた。残った巨大なムカデは倒れた。


 3人は何とか倒す事ができた。少し敵が多くなったものの、3人になれば少し有利だ。


「とにかく奥に向かおう。そして翔の元に向かおう」

「うん」


 豊は拳を握り締めた。何としてもあいつを改心させなければ。


「こっちだ」


 道を知っている豊は正しいルートを歩き、その後に2人が続く。だが、またしても敵が襲い掛かってきた。2匹の茶色いドラゴンと2匹の巨大なミミズとモグラの魔法使いだ。


「雪の力を!」


 ダミアンは魔法で猛吹雪を起こした。5匹は大きなダメージを受け、1匹の茶色いドラゴンと1匹の巨大なミミズは氷漬けになった。


「食らえ!」


 豊は炎を帯びた剣で斬りつけた。だがモグラの魔法使いはびくともしない。


「覚悟しろ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。モグラの魔法使いは表情が苦しくなった。


「炎の力を!」


 モグラの魔法使いは魔法で巨大な火柱を起こした。3人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「ガオー!」


 巨大なミミズは太一に噛みついた。だが、太一はびくともしない。


「グルルル・・・」


 茶色いドラゴンは炎を吐いた。3人は大きなダメージを受け、太一は表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 ダミアンは魔法で太一を回復させた。


「覚悟しろ!」


 豊は炎を帯びた剣で斬りつけた。モグラの魔法使いは倒れた。


「食らえ!」


 太一は炎を帯びた鎌で斬りつけた。巨大なミミズは表情が苦しくなった。


「ギャオー!」


 巨大なミミズは太一に噛みついた。だが、太一はびくともしない。


「グルルル・・・」


 茶色いドラゴンはダミアンに噛みついた。ダミアンは表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 ダミアンは魔法で自分を回復させた。


「それっ!」


 豊は雷を帯びた剣で斬りつけた。巨大なミミズは倒れた。


「食らえ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。茶色いドラゴンの表情は変わらない。


「ガオー!」


 茶色いドラゴンは炎を吐いた。3人は大きなダメージを受け、豊は表情が苦しくなった。


「癒しの力を!」


 ダミアンは魔法で豊を回復させた。


「覚悟しろ!」


 豊は氷を帯びた剣で斬りつけた。茶色いドラゴンの表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。茶色いドラゴンは倒れた。


「天の怒りを!」


 ダミアンは魔法で強烈な雷を落とした。2匹は大きなダメージを受け、巨大なミミズは表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 豊は氷を帯びた剣で斬りつけた。巨大なミミズは倒れた。


「覚悟しろ!」


 太一は雷を帯びた鎌で斬りつけた。茶色いドラゴンは表情が苦しくなった。


「とどめだ! 天の怒りを!」


 ダミアンは魔法で強烈な雷を落とした。茶色いドラゴンは倒れた。

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