詩集~日常のささいなこと~

水咲 ちひろ🔔

のぼりぼう

久しぶりに母校の小学校の前を通り過ぎると

校庭の「のぼりぼう」がなくなっていた


私が小学生のころ

クラスメイトが「のぼりぼう」から落ちて

腕を骨折したことがあった

親も他の保護者たちも何も言わなかった

「あらまあ」ただそれだけ


近所の公園からも「ぶらんこ」が消えた

ボール遊び禁止も、組体操廃止も、「あだな」禁止も


日本はこれからどんな世界になるのだろう

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る