第64話 仲間と呼べる人

友達と知人、どちらかといえば差が大きいほうだと思う。


そして友達は、そう簡単になれるものじゃない。

浅く広くといえば、深く狭く人と付き合う方だ。


友達というニュアンスよりも仲間と呼んだ方がしっくりくる人もいる。

私にとって、仲間と思える人がいることはとても幸せだ。


遠くても心は近くにいる、数年会っていなくてもそう思えるような仲間。

若き頃に、濃い時間を一緒に戦った仲間。


何人かの仲間がいれば、それは嬉しいことだ。


ここしばらく、家族以外の人と会っていない。

誰かと話したくて、誰かに会いたくなる。


ひとりの時間が好きだし、ひとりを楽しめるけれど。

人恋しくなる。

そして、ひとりきりで新しいことを始めるのには思ったよりも勇気がいる。



それとなく、定期的に近況を話したり、アドバイスをもらったり、自分以外の人の考えを聞いたりする時間は、とても特別だったのだと感じる。


メールや電話もあるけれど、やはりこれを話そう!と思う時でないとメールや電話はしない。


自分の考え方が独りよがりになっていないか、ひとりでいると心配になる。

誰かと話さない限り、共感も違う答えも得られない。


会話って大事だね。


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