宮廷魔導師資料室
神泉せい
宮廷魔導師資料室
世界観の紹介
◆世界と異界
古き人間の世界が滅びた後、下位の造物主によって異空間に作られた世界。
召喚される存在がいる世界は、古き世界があった空間にあり、召喚術でつながない限り通常は行き来できない。ただし天使は主の使いとして送られることがある。
天の国と地獄、その間に地球平面説みたいな土地がぷかぷかたくさん浮いてる。そしてごく稀にぶつかる。
人間が召喚術を使えるのは、異界を渡る能力に長けた神の魂が、魂の核に使われているから。この世界の人間は本来なら全員使える。
ちなみに天使や悪魔の影響が及ばないように異界に創ったのに、勝手に召喚されて神様も困っていると思われ。
◆神とは
この世界における神とは、世界を作った一柱の造物主をさす。
「〇神族」は、この世界では神にあたらない。古き神として崇められたりしていた上位種族。強かったり魔力が凄かったりする。
人間に似た神としての姿と、戦闘用の姿がある。
ちなみにこの世界の神は、地球を作った神の下位の神で、試しに異界に世界を作ってみた。ほぼ干渉しない。実は戦っても強くない。
そして人間が神の似姿なので、神が世界の中に紛れていても上位種族(神族クラス)以外は気付かない。出す予定はない。
◆舞台
お話の舞台は、大きな大陸の北側。
中央荒涼地帯があり、南とは分かたれてる。
東西を分けるように中央山脈が連なり、北の方に世界一高い山、シュミがある。シュミのてっぺんには一つの世界に一本しか生えない世界樹ユグドラシルが生えていて、天使ケルビムが守っている。
◆魂について
神の魂(ブラフマン)を核に、個人の魂(アートマン)が包み込むように存在する。個人の魂を昇華させると、神の魂と一体になり神の世界に行かれる…
とかなんとか。
<蛇足・塩の壺の話>
壺に水がなみなみと入っている。そこに塩を入れて混ぜると、水のどこをとっても塩の味がするようになる。
塩は神の魂、水が個人の魂。このように神の魂は、個人の魂の中にあまねく遍在する。
こういう説話をインドのなんかを説明する本で見掛けて「なるほど!」と思ったんだけど、どの本だったかさっぱり分からなくなった……
◆人間の構成要素
物質的な身体-肉体。運動を支配する。腕や足を動かす。
霊的身体-感覚を支配する。五感など。
魂 -肉体に命令を出す
これを三元質という。パラケルススさんが言ってた。
◆世界の住人
人間(=人族)以外にも、獣人族が町を形成したり、人間社会に溶け込んでいたりする。兎、猫、羊、虎など様々。
竜人族も出てた。地下帝国を作ってるのの他にも、何処かに暮らしている。
竜(龍)神族の下位種族に当たる。どっちの系統かは決めてない。
巨人族は巨神族の下位種族。こちらは知能が低いことが多い。
鬼人族(オーガ)は鬼神族の下位種族。
森の種族としてエルフがいる。美形が多く、人より長命で魔力が多い。ただし魔法の研究などは進んでいない。
人とは仲が悪く基本的に隠れ住んでいるが、獣人族とは親交がある。森林国家サンパニルのエルフの里は例外的に人と交流し、サンパニルの国民として暮らしているよ。
ちなみに国を作るのは人だけ。あとはケットシーも集まると王国だ~と主張する。国王がいない場合もある。
妖精とか小人も、ほとんど召喚。妖精はたまに発生する。
◆魔物と魔獣
魔物とはもともと、外の世界から召喚されて野に放たれてしまったり、野生化して棲みついた獣などのこと。
魔獣は何らかの原因で普通の獣が魔物化したり、魔物との交配で本来の獣と違う生体と攻撃手段などを手に入れてしまった危険な獣のこと。
交配や繁殖が進んでいるので、本来はどうなのとか、もう分かんなかったりもする。
◆核とかそういう
魔核……魔物の魔力が集まってできる核。ある程度強いとか、長く生きていると体内に形成される。冒険者は魔核を取るので、どの魔物のどの辺りにあるのかを把握している。
魔物の種類によっては、特別な効果がある時も。
蛇の魔物の魔核……毒消し効果がある
ハイ・リーの魔核……お腹の薬になる。海に住むあんまり強くない魔物なので、漁師さんの小遣い稼ぎに最適
アレクトリアの石……鳥類が持つ特別な魔核。普通の核の時もある。
コカトリスは高確率でアレクトリアの石を持っている。ちなみに足の指が五本あるのが上位種コカトリス。普通は四本。六本もいるぞ。
ドラゴンティアス……ドラゴンが所有する特別な魔核。透明で水晶のよう。主に薬の材料になる。中級クラス以上にならないと、持っていない。
持っていないというか、形成されていないが正しいかも。
◆魔物の脅威度とかなんとか
魔物別にランキングがあるわけではない。考えるの面倒。
討伐するには冒険者ランク○以上~とか、そういうのでゆるっと分けてる。
空を飛ぶ・水中に棲む、属性攻撃を使うなど倒しにくい魔物は強さが上方修正される。
ドラゴンと巨人だけ、上・中・下に分かれる。
強さのインフレが大きいから、注意喚起の意味合いで。
下級ドラゴン…肉が食える。わりと倒せる。
中級ドラゴン…肉は硬くて食えない。ブレスを吐く・強くて倒しにくいと中級。
上級ドラゴン…国が動くレベル。神族クラスに強いのも上級に分類されちゃう。
下級巨人…キュクロプスなど、そこらにいるやつ。五階建てくらいまでの大きさ。
中級巨人…物理攻撃以外の手段を持つ、もしくは十階建てくらいまでの大きさ。
上級巨人…でかいやつ。ギガンテスが最大。山みたいにデカい。
どちらも上級はふり幅が大きい。
小国では手に余るようになる。
巨人の背の高さイメージつかないんだけど、このくらいでどうかな??
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます