頭が痛いという事「エッセイ」
二回ほど群発頭痛になったことがある
一度痛みだすと、自我が痛みで埋め尽くされる。
目の奥に尖った何かが回転しながら刺さってくる。
二回とも約1月続いた、ほぼ毎秒やってくるかもしれない痛みにも恐怖にも怯えた。
学生の頃に左手を骨折して「痛い」と言った事があるけど、あれは間違いだね「痛い」って程じゃないや。あんなんは擦り傷と変わんない。
通院先の医者に、日々やせ細る体に驚かれた。75前後の体重が50前半まで落ちた。
深夜に痛みがはじまる傾向があったので寝れない、食べて血の巡りが良くなると痛みのきっかけになるから食事も減る。行かざる得なくなるトイレなんて激痛誘因率高くて食事を取る気になれなかった。
そんな事もあって、あれからちょっと疲労したりすると、発熱と軽い頭痛が常態的になった。
体がおかしくなると、心にも影響あったらしくて、出来てたものが出来なくなったり知ってる筈の事が分からなくなった。一時的に人の名前や過去のエピソードがズッポリ頭から抜けた。(これは時間経過と共に治りました)
物事に拘ることが減った。
要求100%仕上げられる仕事を95%くらいで終わらせてしまうことも増えた。
そんな多大な爪痕を残した「頭が痛い」なんですが、いまでも雨が降る、台風が来る、体が疲労する。そんな当たり前がきっかけで心が恐怖に浸食される。
強がってみても怖い。だから気休めと早期対策のつもりで、家にいるときは眼精で疲労気味かな?って思ったり、微熱でもすぐにオデコにジェル状の冷却材を貼る。
これをもう10年近くやっている。だけども
「最近コロナの影響で冷却材が手に入らなくなった」
季節の変わり目や天候不安定な時に、強い不安がやってきて眠りづらくなってきた。
ネットで個人売買をするサイトだったり、アプリを見ると買いだめして売ってる人がいる、本当に憎い。
全員、群発頭痛になってしまえばいいと思う。
獣のように痛みに唸るだけの夜をすごせばいい。
その時に君が欲しいものは、全部在庫切れでだれかの個人宅の倉庫に入ってればいい。
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