みたくない「エッセイ」
大衆化されたものを否定する自分に酔ってるわけじゃないが
子供の頃からテレビが好きじゃなかった。
人を貶めて、傷つける言葉を流布して、根拠もなく、正しさを証明する力も無く、耳ざわりの良い言葉を多用して、小さな悪事を多数で為して罪を希釈する。
特に芸能界の後輩をイジって笑うってやつがすごく苦手だった。
僕は別段平和主義でも無いし、力を振るう事を忌避はしない。
競う事や争う事は、目指す先があるなら成長の糧にもなると思う。
だけれども、
赤信号はみんなで渡ってはダメだ。
必要のない物を後輩とやらに無理やり買わせて強権に酔いしれるのはダメだ。
「そんなつもりじゃなかった」で流れた言葉は死に絶えない。
お客様は神様です。
不倫は文化です。
この二言「だけでも」沢山の人を不幸にした。
他人に何かを投げかけるというのは、正解も誤解も曲解も含む。刃物に罪は無いなんて話とは訳が違う。大事な人や恋人に投げかけた言葉が誤解されていたらどうするんだ。訂正するだろう?なんでしないんだい?
僕は見たくないなら見なければいいと、書籍やネットやゲームやアニメを見てる事が多かった。それらは「ここは笑う所です」とテロップも偽笑の効果音もない世界なのでね。
だけれども、
そこは閉塞したもの物語は終わりが決まっている。人と繋がらない世界に居すぎるのも好きじゃなくネットに繋がりを求めた。
もちろん日常生活では仕事をして友達と遊んでなんてのはしているけど、一人の余暇として何かをしている時にね。
ネットで人とつながった古い記憶だと、タイガーマウンテンというBBSにいたり、涙枯れるまで泣く方がいいかも、なんて愛しくもクダラナい場所に結構居たりもした。
そのネットだけれども、
詐欺のような早口広告と共に、芸能人とやらをよく見かける。
ああ。
あーあ。みたくない。
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