ひと狩り行くぜ
門前払 勝無
第1話
タッタカターン タタタ
タータカタァタン
タタタータタターカーター
ふふふ……。
小さな部屋で小さな画面その中にワタシの世界がある。
カムラの里が私の家で郷の人達の安全のためにモンスターを狩る仕事が本業である。
誇り高きハンターである。
使う武器は大剣だけど真鬼人斬りの二発目を当てるのが苦手なの……。
テンさぁん60分コースお願いします。ヴィーナス306です。
「はぁい」
私のは携帯機をマッサージ機に置いて小さなバッグを持って立ち上がった。
そう。
でも、現実は新宿のデリで働いてる。軽蔑される職業だけどこの世界には知り合いもいないし別に誰に何を思われても気にしない。
小さな部屋のマッサージ機に座ってお菓子食べながらゲームの中に暮らしている。合間にお客の相手をする。モンスターと変わらないから現実でもハンターかもしれないと思う。でも、困ったことに変なウィルスのせいで都会にはモンスターが居なくなってきてる。
ある日ー。
店長?村長?から森丘への派遣依頼がきた。
「テンちゃんゴメンねぇ最近稼げてないでしょう?」
「仕方ないですよ」
「長野県にさ提携関係の店があって女の子足りないみたいなんだよね」
「行ったこと無いですよ」
「住むところとかこっちで用意するから行ってみない?」
「全く未知のフィールドですね」
「結構な田舎だけど、どうかな?」
「ベースキャンプ設置してあるなら行きますよ」
「良かった!前金として二十万払うね」
「あ、ありがとうございます」
私は軍資金と地図を貰い。早速明日、新フィールドへ向かうことになった。
つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます