身の程
「身の程を弁えて。わたしと付き合うならそれなりの収入が必要だわ」
と美人な女は言いはなった。
「きみのいうことはもっともだ。ならば、ぼくの収入はこれから上がるのにきみの美しさは減るばかりだろう。数年もしないうちに帳尻もあうし、数十年後を考えると、きみが得するばかりじゃないか」
と太ったインテリ男は正論で求愛した。
いうまでもないことだが、男は振られた。
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