第3話

 和正が坂東市にやって来たのは旅行の為じゃない、小山市にある明治電工に派遣されていたが受注が減産して、タイムスリップして歴史を調べる『アンパラレルド』って機関に派遣されることになった。アンパラレルドは英語で『前代未聞』って意味がある。

 スマホみたいな機械に年号と日付を入力するとその時代にタイムスリップ出来るらしい。

 セミナーで歴史の勉強をしている最中だ。

 祖母がポリープ手術すると母から電話があった。

 今日は休みでドラクエウォークやったり、図書館に行ったりしてた。その最中、死体を発見した。

 母が一人暮らしが大変だと1000円をくれた。

 引越し前に矢追町にある飲み屋で父、母、和正の3人で飲んだ。

 状況を説明して警察署から出ると、恋人の月子つきこから遊ぼうって電話があった。📞

 月子も『アンパラレルド』に派遣されている。

 カラオケに出かけてドラゴンボール対決ってゲームで遊んだが、故障して違う部屋に変えてもらった。

 最近、10円貯金を始めたが、ペットボトル貯金箱の中身をATMに入れたら4000円になっていた。塵も積もれば山となるだ。


沼津冬彦ぬまづふゆひこはムシャクシャして10月中旬頃から、利根川の河川敷に住むホームレスの男性と橋の下のテントで同居していた女性に対し、石を投げる等の嫌がらせを日常的に行っていた。ホームレスを見下す意識のもと「遊び」感覚での犯行であった。

 普段は男女10人組で嫌がらせ等を行っていたとされる。

「村田のヤツムカつくな?」

 少年が言った。村田は冬彦たちの担任だ。読書の時間にマンガチックな小説を読んでいたら、マンガと誤解して冬彦の本を没収した。

 被害者のホームレス、湯島留美ゆしまるみは警察に4回程相談していた。


 11月25日に宇垣栄蔵うがきえいぞうのテントを男子学生5人組が襲撃、宇垣が同居人の女性と北に1キロ程逃走し、1キロ先の河渡で男子学生5人らのうち3人が鉄パイプで後頭部に強い打撃を加えて来た。宇垣は脳挫傷・急性硬膜下血腫で死亡した。警察は殺人事件として捜査し、事件から約1ヶ月後の12月23日に犯人5人を逮捕、加害者らは19歳で成人に達していない為、少年法により実名報道がされなかった。

 

 クリスマス、殺し屋の甘粕智也は坂東にやって来た。

 婚約者のりえと娘のあきを一気に失った悲しみは地獄級だった。

 平将門を、その終焉の地に祀る神社である。正式には國王神社と表記する。国王大明神や将門大明神の古称がある。旧社格は村社。

 岩井は平将門の拠点(島広山・岩井営所跡のほか、関連史跡が数多くある)であり、叛臣とされた歴史を通じて、地元民の英雄として変わらず崇敬されてきた。

 戦前は、神田明神で明治天皇親拝の際、朝敵とされた平将門命が祭神から外されたという騒動を受けてか、公式には大己貴命一柱を祀っていた。

平将門を祀るという由緒は特段隠されておらず、茨城県神社写真帳は、大己貴命を祀る社が元々存在したか、新たに創祀して平将門の神霊を迎えたのではないかとする推察を付している。現在、大己貴命は祭神から外れている。

 草むらの中に男性のものと思われる両足が落ちていた。

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