一日一編集『天地始めて寒し』

朶骸なくす

八朔

何も思いつかない日は

月か花か人か季節を

唱えればいい

多分、昔からそうだった

色恋沙汰も揶揄られて

使い古されているのに

懐かしく新しい

美しくて艶めかしい

提起しよう


九月は月を歌いなさい

月は綺麗な月だから

ツキツキ ツキツキ

謳いなさい

歌いなさい


そうして『人』と絡みなさい

絶対に『誰か』に届きます

古めかしくも新しくても

この九月は始まります

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る