きゅうこんと捨てられたポーション 

相鏡

第1話

ある日の夏ごろ。 村にて。


色黒は体をてかてかさせながら、勇者に声をかけた




★色黒ゴリマッチョの武闘家 天童ゴリ男「朝早くから、鍛錬か?相棒」


☆銀髪細マッチョの勇者 細田明人「そうだよ、早く強くなって冥王を倒さないとな!」




色黒は背を向け、勇者に促す。




★色黒ゴリマッチョの武闘家 天童ゴリ男「じゃあ今日は少しハードに西の森でレベルリングに行くぞ!」


☆銀髪細マッチョの勇者 細田明人「そうだな、行くか! 」




勇者一行は西の森を目指し、村を後にした。






勇者一行は道中、モンスターA、ねずみBと対峙した。




★色黒ゴリマッチョの武闘家 天童ゴリ男「くそ、なんて可哀そうな名前を付けられたモンスターたちだ」


☆銀髪細マッチョの勇者 細田明人「しょうがないよ、最近の異世界もの全部設定が細かくて読めてないって嘆いてたよ」


★色黒ゴリマッチョの武闘家 天童ゴリ男「誰がだよ」


☆銀髪細マッチョの勇者 細田明人「細かい設定は編集者に丸投げしてお願いしてもらえ」


★色黒ゴリマッチョの武闘家 天童ゴリ男「・・・・しーらね」 


・作者・ごめんなさい。遊びで書いちゃったてへ




西の森に到着した勇者一行。


西の森は強敵が蔓延る危険地帯だ。ベヒーモス、バハムート、イフリートの三種のモンスターが守護をしている。 ・作者・え、少しハードとは・・・・・




☆銀髪細マッチョの勇者 細田明人「くぅ 流石に強いな ゴリくんポーション頼む」


★色黒ゴリマッチョの武闘家 天童ゴリ男「OK~相棒 ほらよ」




色黒は所持していた回復ポーションを勇者のもとへ投げた。


勇者は受け取った回復ポーションを飲み干し、カラのポーションを草むらに投げ捨てた。




★カラのポーション「くそ!なんで投げ捨てるんだ! 再利用しろよ~~」




カラのポーションは、ご立腹だ。


この世界では年に1万本のポーションが使われ、森やダンジョンで捨てられている。




カラのポーションは1時間、勇者たちの悪口を言い、正気に戻った。


カラのポーションは現在の状況を確認するため、あたりを見渡した。


すると・・




☆謎の声「お~い 災難だったな」




どこからか声が聞こえる。


カラのポーションの近くには、土からきゅうこんが先端だけでているぐらいで、あたりに声の主が見つからない。




☆きゅうこん「おい 無視するなよ~ 寂しいだろ~」






カラのポーションは驚いた。まさか!


声が聞こえる方に集中すると、やはりきゅうこんがしゃべっている。




★カラのポーション「何か用か?」


☆きゅうこん「いやいやま~た捨てられていると思ってな」


☆きゅうこん「可哀そうだから助けてやろうと思ってな」


★カラのポーション「?お前は何を言っているんだ きゅうこんに何ができる?」


☆きゅうこん「ふぉふぉふぉそれができるんだな~ よっこいせ~」




きゅうこんは、土に埋まっていた部分をあらわにした。


カラのポーションが目にしたのは、頭はきゅうこん、体は人間の姿のなんとも奇妙な姿のきゅうこんだった。


そしてあたりを捜索し始めた。




☆きゅうこん「確か~~~ここら辺に」




きゅうこんは、埋まっていた近くの土を掘り出し、リュックを発見した


きゅうこんは、リュックから服一式とお化粧セットを取り出し、着換えとお化粧を始めた。


小一時間ほど時間が過ぎた頃に・・・




☆きゅうこん「できた できた」




満足そうにきゅうこんは、化粧品の片付けを行いながら、カラのポーションへ感想を求めた




☆きゅうこん「どう?」


★カラのポーション「‥…誰?」


☆きゅうこん「褒め言葉いただきました」




先ほど奇妙な姿をしていたきゅうこんは、まさかの超絶美男子に変貌をとげていた。




☆きゅうこん「さぁそろそろ行こうか」




きゅうこんは、カラのポーションを手に取り、リュックのサイドポケットに入れ、リュックを背負った。




★カラのポーション「待て待てどこに行くんだ?」


☆きゅうこん「ん?復讐だよ」                   続くかも?

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