【短文】沢山の人の波に混ざり、青信号を渡る。人は砂粒。波にのまれて揺られて、誰かと出会い離れて漂う。今日も沢山の砂に混ざって青信号を渡る。

沢山の人波に混ざって歩いているとふと彼らの物語を知りたくなる時があります。

それぞれに悩みを抱え、それぞれに喜びがあり、それぞれに苦しみがある。そう考えると自分の悩みや辛さもその中の小さなひとつのエピソードに過ぎないことを思い知らされます。

辛いとき苦しいときは自分がこの世で一番不幸であると思いがちですが、多かれ少なかれみんなが抱えているものだと思うと少しだけ気持ちが楽になります。

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