第4話 アラサー幼女(仮)朝食をいただきました。

怒涛。嵐。凄かったわ。一瞬で帰っちゃったな。忙しいのかな。

「お嬢様、大丈夫ですか?」


「平気。少しびっくりしただけ。それより、私、記憶がぼんやりしていて。…2年も眠っていたって…どういうこと?」


そう。お母様がさっき口にしていた、2年。

私はなぜそんなに眠り続けていたんだろう。


「それは…なるほど、だからお嬢様は少し以前と違われるのですね」

あ、はぐらかされちゃいました。


「どうな風に?」


嫌な予感がするなぁ。

転生もののテンプレがくる…予感。

「お召し物を嫌がられたり、投げたりさならないところなどですかね」


私(?)ほんとに悪い子だわ。

「ごめんなさい。本当にごめんなさい」


「いえ、大丈夫です。お嬢様こそ、眠っていらっしゃる間に何かあったのですか?」

「わからないけれど、今までのことを反省しなきゃいけないことを知ったわ」


「ご朝食、準備いたしますね」

「ええ」

話題を切り替えてくれた…


うん。反省しよう。ほんとに。

悪い子は嫌われちゃうよ‼︎よくない‼︎


だが。今はそれとは別に重要なことがある。


きょーうのごっはんはなーんだろっな〜♪

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