第43話 九州戦役編 決戦しまづ対おおとも

ついに始まったおおともとしまづのガチのカード対決、両方のHPはそれぞれ6万対35000!やはり老舗で豊かなおおともが辺境のしまづよりも地力が強い!


おおともからは社長のよしむねと部長のたわら、しが、の合計3名がカードを持参して対決することになります。


一方しまづはよしひさ、よしひろ、いえひさの3名が登場!

専務のとしひさは対たちばな商店用の予備として温存ということになりました。


すでにHPでかなり有利なおおとも勢はまず温泉饅頭を大量に場に出すことで防御力を、そして南蛮菓子ガステイラをその後方に配置して軍勢の圧力で圧倒する戦術を取りました。


なお、温泉饅頭は周りに同じ温泉饅頭があると守備力が+10%される特殊効果があります。

またガステイラは遠距離攻撃を1ターンに1回行うことが可能でした。


これに対してしまづ側は主力となるがるかんを正面に配置、そして場にカードを伏せて相手が攻めてきたときの準備をしました。


おおとものターン!

よしむね、たわら、しがの3人が水平にカードを進めていきます。

しかし、しまづのがるかんは攻撃力の強いカードであり守備は普通だったため、どんどん陣が崩れていきます。


相手が少数でしかも脆いと判断したおおとも側ははじめは慎重に、しかし時間が経つにつれて勢いをつけてしまづ陣を崩していきます。

そして、気が付くとおおとも陣は3人ともしまづ陣の袋の中に入ったネズミのような状態になりました。


いまです!

総大将よしひさの合図とともに端っこに伏せられていたカードが一斉にオープンしました。


そのカードの名は「がすたどん!」

これは、いえひさたちがオダカンパニーで見学した南蛮菓子を元に、技術部長なりあきらが密かに開発した新兵器でした。


その効果は射程距離がガステイラより1つ長く攻撃力がしまづ自慢のがるかんよりもさらに強いというモノでした。


そして特殊効果として、敵のカードが密集している場合に混乱効果付与、つまり敵の動きを2ターン止めながら攻撃が可能、その場合相手の守備力を貫通してダイレクトアタック出来るという優れモノでした。


おおともは大軍による単純なごり押しを狙ったので大混乱に陥りました。

しかし、このままでは終われません。

次回はおおともの反撃です。


※がるかん、しまづの主力製品であり、ほのかにお酒の匂いに似た香りが・・・

基本刀による直接攻撃がメインで間接攻撃はできません。

耐久力、つまりカードのHPは少なめで攻撃力は強く守備力はほどほど。

HPがゼロになった時、サイコロを振って奇数が出たら1回だけ復活出来る能力アリ。









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