第18話 ノブナガの夢

よいち!?よいちじゃないか!

ノブナガがとよひさ相手に放った言葉、どうもノブナガは最近夢を見ているらしいのです。


その内容は、自分が業火に焼かれて転生した後に、異世界で仲間と集めてなんやかんやするというモノでした。

その夢の中で、とても美しい少年がいつも現れます。


その名前が「よいち」でした。

今、ノブナガの前にいるとよひさがその美少年よいちによく似ていたのでつい言葉にしてしまったのです。


そして、不思議な事にとよひさはこのノブナガのぼけた発言に対して、即座に「よいちいうな!」と即座に反応しました。

初対面のノブナガ相手になぜ、その言葉が出たのかは分かりませんが、どうもいえひさは人違いを失礼と捉え、抗議の意味で即座に言葉を発したようです。


この短いやり取りの後、みつひでが司会のような形でしまづズの紹介とノブナガの紹介をして、話を軌道に乗せることに成功しました。


みつひでは内心、ノブナガの悪い癖が出たのではと心配でした。

目の前にいる、とよひさが絶世の美少年なので、ノンケではなくどちらもいけるノブナガがえらく気に入ってお持ち帰りするのではと危惧しました。


ノブナガの方は最初の疲れと無関心はどこへやら、とよひさが気にいったようでいろいろ質問していました。

そして、とよひさの方も優等生よろしく、ハキハキと会話するのでノブナガはますますとよひさを気に入るようになりました。


ノブナガとしてはまだまだ話したいことがありましたが、みつひでの方からそろそろ時間がとせっつかれたために話を閉じることにしました。

こうしてノブナガとしまづズの会見は大成功をおさめ、しまづは面目を保つことができました。


去り際にノブナガはみつひでに遠路はるばる来た愉快な使者を丁重にもてなすように命じていきました。


※今回のお話は歴史的にはメチャクチャです。 (笑)

織田信長と島津家久や豊久が会見したことはなく、夢の内容に至っては以前紹介した某人気漫画、アニメのパロディです。

ただし、男色家でもあり、マッチョが好きな可能性のある信長が、体格が良いとされる薩摩隼人を好む事は可能性としてありかも知れませんね。

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