第43話 懐かしのアニメ、新作映画その3 『マジンガーZ』
んでは。
懐かしのアニメ、新作映画その3 今回は『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』だっ。
世界征服を目論むDrヘルと機械獣軍団。
スーパーロボット『マジンガーZ』とその操縦者、兜甲児はDrヘルの野望から世界を救った。
その戦いから10年。
兜甲児はリサと名乗る謎の少女と出会う。
彼女の正体は……
そして死んだ筈のかつての敵が次々と現れ、世界を襲う。
あしゅら男爵、ブロッケン伯爵、Drヘル。
『マジンガーZ』 1970年以降、多数産み出された巨大ロボットアニメの原点とも言われる作品。
その前に『鉄人28号』なんてモノも有るし、『鉄腕アトム』だってロボットなのだが。
人が乗り込んで操縦する人型巨大ロボットの原点と言われてるし、明らかに影響を受けてる作品は多数ある。
さすがに古すぎてくろねこ教授も詳しくは語れない。
くろねこ教授が知ってるのはむしろ永井豪先生のマンガ版。
原作マンガと言うよりは東映との打ち合わせで作品世界が造られていて、発表もほぼ同時進行。
なんと最初は『週間少年ジャンプ』で連載してるのだ。
その後いろんな都合で『テレビマガジン』に連載を移すコトになる。
ああでもマンガ版は別に語ろう。
そのウチね。
1972年テレビ放送開始。
後半に既に次のシリーズ『グレートマジンガー』の敵役が登場したりする。
劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』でマジンガーZが破れて。
その強敵を倒すカッチョイイ謎の新ヒーローメカとして登場する『グレートマジンガー』。
そのまま『グレートマジンガー』が終わると『UFOロボ グレンダイザー』が始まる。
基本一話完結であまり関連性は無いが、登場人物などは同一。
『マジンガーZ』の兜甲児。
その亡くなったと思われていた父親が『グレートマジンガー』を造った。
兜甲児は海外留学していたが、『グレンダイザー』で日本に戻ってきてデューク・フリードの相棒となる。
その後もイロイロ造られている。
テレビアニメ『ゴッドマジンガー』。
マジンガーと名前は着いてるけど、異世界ファンタジー、基本何も関係ないアニメと言える。
OVA『マジンカイザー』
OVA『マジンカイザーSKL』
ゲームスーパーロボット大戦から産まれたマジンガーの進化機体、マジンカイザーのアニメ化。
OVAは中途半端に永井豪先生の原作版『機械獣大作戦』をネタにしていて、嬉しくも有ったのだけど。
使うならもっと上手く使ってよ、と苛立つ部分も有った。
CBキャラ 永井豪ワールド。
永井豪先生キャラ大集合なデフォルメギャグ作品。
マジンガーの敵キャラがやたら目立ってた。
テレビアニメ『真マジンガー 衝撃! Z編』
今川泰宏監督による永井豪キャラ大集合的なモノ。
くろねこ教授の大好物……なハズなのだが、なんか原作に思い入れが有り過ぎるせいか……イマイチのめり込めなかった。
等関連作が多数、良く分からない部分も有るのだけど。
今回の劇場アニメは初期テレビアニメ『マジンガーZ』の正統続編という立ち位置であるらしい。
感想としては大名作とは言い難いが、充分頑張っている。
佳作として評価して良いと思う。
兜甲児とゲストヒロインのなんとなくラブストーリーとか今更感強いし、ゲストヒロインの設定も百万回聞きました感は有るのだが、まーまー許せないようなモノでも無い。
炎ジュンが妊娠しており、剣鉄也との家庭の話なんかが少しいい味出している。
ボスやら博士たちの話も楽しい。
キモはやはりロボット戦闘。
群れなす機械獣軍団、それ相手に無双するマジンガーZ。
冒頭のツカミ戦闘シーンは圧巻の出来栄え。
ただクライマックス戦闘もそんなに変わらない。
ラストの盛り上げのため、差別化の仕掛けは欲しかったところだ。
それでも戦闘シーンの見ごたえは充分すぎる。
ガンダムとかリアル系のロボット戦闘とは違う。
外連味と無双感。
スーパーロボットの醍醐味は充分楽しめる。
それだけで見る価値はあると思うんだよね。
収益がどうだったのか、ハッキリしてないのだが海外の評判はそれなりに良かったらしい。
ホントかどうかは知らんけど。
海外では『マジンガーZ』は恐ろしく知名度高いというウワサは昔から有って。
特に『グレンダイザー』。
『ゴルドラック』と言うタイトルで放送され最高視聴率100%を取ったと言う伝説になっている。
原作者、永井豪先生はフランス政府から芸術文化勲章を贈られたりもしているのである。
という事で懐かしのアニメ、新作映画3本でした。
どれも別個の作風なので順番は付けられないが、どれもそれなりの良い処が有ると言えますね。
原作に思い入れ無いのなら『魔女見習いをさがして』が一番気楽に見れるかな。
『シティハンター』は当時の好きな人なら文句のつけようが無い映画だと思う。
『マジンガーZ』は賛否が有りそうかな。でも現在風にキチンとアレンジされたマジンガーZの雄姿は見ておいて損は無い。
ではでは。
くろねこ教授でした。
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