第41話 懐かしのアニメ、新作映画その1 『魔女見習いをさがして』

どーも。

くろねこ教授です。


今月は前半忙しかったー。

ホントは『くろねこ男爵の冒険』の途中で『戦国アイドル』の続き投稿しようと思っていたのに、進んでいない。


でもやっと仕事が片付いたので、3月14日、3月15日は『タワゴト』を投稿。

3月16日からは『戦国アイドル』投稿予定。

その間、『くろねこ男爵の冒険』は少しお休み予定です。


さて今回のお題。

懐かしのアニメ、新作映画。


その1、『魔女見習いをさがして』

    2020年公開

    1999年から2005年テレビ放映『おジャ魔女どれみ』シリーズの新作。


その2、『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』

    2019年公開

    1987年から1991年テレビ放映された『シティーハンター』シリーズの新作。


その3、『マジンガーZ / INFINITY』

    2018年日本公開 (イタリア・フランス等では2017年公開)

    1972年から1974年 (『グレートマジンガー』『グレンダイザー』を含めると1977年まで)テレビ放映された『マジンガーZ』の新作映画。


と近年立て続けに懐かしのアニメの新作が劇場作品として公開されています。

その辺に関して少し感想など。



まずは『魔女見習いをさがして』。


元の原点はテレビアニメ『おジャ魔女どれみ』シリーズ。

第一期 『おジャ魔女どれみ』 1999年放送

第二期 『おジャ魔女どれみ♯(しゃーぷっ)』 2000年放送

第三期 『も〜っと! おジャ魔女どれみ』 2001年放送

第四期 『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』 2002年放送


2004年頃、有料CS放送された『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』全13話なんてのもある。

後は小説版『おジャ魔女どれみ16』と言ったその後の話なども。


映画の方は『どれみ』続編と言うよりは番外編。

『どれみ』テレビアニメシリーズを見ていた女性達ソラ、ミレ、レイカの3人はその舞台MAHO堂のモデルと言われている鎌倉の洋館で偶然出会う。3人は意気投合、『どれみ』の聖地巡礼の旅行に出かける事になる。


『どれみ』シリーズをフィクションのアニメシリーズとしてそれを見ていた現実の女性達の視点で描かれる。

『おジャ魔女どれみ』をリアルタイムで見ていた方くらいの年齢層の女性対象に作られた雰囲気のロードムービー。

主役3人も20代後半のOLミレ、大学卒業間近のソラ、20歳のレイカとアニメとしては年齢層が高い設定。


『おジャ魔女どれみ』?! 子供の頃見たなー、と気楽に見るにはまあまあ良い作品じゃないかと思う。

社会人になって呑み会なんか行くと子供の頃見たアニメの話って意外と盛り上がったりするモノだしね。

その中にガチなオタであった人間が混じってしまった場合、ジブリ映画で誤魔化したりするのである。


くろねこ教授は『おジャ魔女』の時点で年少では無く、ガチオタ勢。

それも深夜アニメや『ガンダム』だけ見てるタイプでなく、オコサマ向けからOVAまでなんでもとりあえず見ちゃうタイプのソレであった。


『おジャ魔女どれみ』? 子供向けでしょ、と全く気に留めて無かった深夜アニメだけ見てるタイプの知人たちに無理やり布教した記憶が有ったり、無かったり。

とゆー訳でくろねこ教授も適度に楽しんだ。



ただし気になる点も幾つかはある。


テレビシリーズ製作スタッフがかなり入ってるのがなー。

これって『どれみ』良かったよね、面白かったよね。

あれで貰った色んなものあるよね。

って映画でしょ。

それを当時創った自分達で言っちゃうってどうなの?

一応若手の女性監督、鎌谷悠さんをメインに据えて、佐藤順一監督はそれを支える立場になったみたいではあるが。


後は『おジャ魔女どれみ』をフィクションとしてより現実に近い世界として作られている本作なのであるが……

憎まれ役も会社の上司だったり、ダメンズ・レイカの働かない彼氏だったりする。

後は子供の頃生き別れた父親との再会、父親には現在の家庭が有って、その事を言い出せない、とか。

そんな世界観の割には……ラストは現実味薄いんじゃないかと思ったりもする。

3人でMAHO堂を買い取ってお店をやる。カフェだったり、ソラが夢見た普通の学校に馴染めない子を引き受ける教育の場だったり、レイカが絵を教えたりもする。

まあ……ファンタジックな話ならアリだろうが……現実味の高い世界観では……かなり無理が有る気がしてしまう。

なんかこう、3人でいつかこんな店開こう、くらいで終わって、数年後やっと形になった位ならまだ許せるかもしれないが。

いきなり開店、いきなり子供を預かるのは……。

高い年齢層の女性を対象として作ってるハズ。

見た人だって納得いくかなぁ。


とまあ、腑に落ちない点も有りはするのだが。

まあまあ気楽に楽しめるロードムービーになっている。

『おジャ魔女どれみ』好きだった人なら見て良いんじゃないかな。


『おジャ魔女どれみ』を放送していた日曜朝の東映アニメ枠はその後『プリキュア』シリーズが引き継ぐコトになる。

現在も続く長期シリーズ。

佐藤順一監督、キャラデザ馬越嘉彦さん、構成山田隆司さんと主要スタッフは一緒。



佐藤順一監督は結構好きな作品多くて、そのウチまた語りたい。

『セーラームーン』の第一シリーズチーフディレクターであったりもする。

『ケロロ軍曹』や『ARIA The ANIMATION』の監督であったりも。

『セーラームーン』と言い『プリキュア』と言い、シリーズ土台を作って、若手に監督を任せて後方に回るパターンが多い。

『おジャ魔女どれみ』もそう。

サトジュンに育てられたという方は多いハズだ。

いまだに新作を作り続けていて、最近ではネットフリックス独占映画『泣きたい私は猫をかぶる』の監督などもやっておられる。

個人的には劇場版『ユンカース・カム・ヒア』なども密かに大好きなのである。


とりあえずこんなところかな。


次は『シティハンター』

ではでは。

くろねこ教授でした。

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