第6話 ビールノート

今は拡大中の感染症の影響で残念ながら行けていないのだけど。

毎年5月になると、必ずドイツビール祭りに行っていた。

5月だけではなく、行けそうな場所で開催されていると、行っていた。


私は、ビールが好きなのだ。

日本のビールも好きだけど、ドイツとかベルギーのビールはまた、全然味が違っていて、とても美味しい。


いつも、定番のビールの他に、飲んだことの無いビールを飲むようにはしていたものの、いちいち飲んだビールを全部覚えていることなどできるはずもなく。

たまに、【はずれ】を繰り返してしまう事も。

なので。

いつもビール祭りに一緒に行っている相方と共に、ビールノートを書く事にした。

参加した祭りの日、場所、天気などの他に、飲んだビールの名前、お互いの感想など。

そのノートを見れば、もう【はずれ】を繰り返す事は無い。

私たちにとっては、大事なノート(笑)。


ある時。


いつものようにビールを飲みながら、ビールノートを書いていると。

お隣に座っていた年配のご夫婦から


「業者の方ですか?」


と声を掛けられた(^-^;


「違いますよ、趣味です」


とは答えたけれども。


そんなに夢中になって書いていたつもりは無いんだけど、いつの間にか真剣になってしまっていたのかねぇ?

まぁ、夢中ではあるけどね。

だって、ビールが大好きだから♪


・・・・業者の方って、何の業者だろうか?

酒屋さん?

それとも。

飲食店とか??

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