第12話 仙人でも

私とよく一緒に業務を行っている同僚は、わたしより一回り程年下。

その同僚が、ある時こう言った。


「はぁ、『おばあちゃん』にはもうついていけませんよ」


あろうことか、同僚は自分自身を『おばあちゃん』などと宣ったのだ!

まだ若いくせに何を言うか。

私はこう返してやった。


「あなたが『おばあちゃん』なら、わたしはもう死んどるわ!」


すると、同僚は真顔でこう言った。


「平さんは仙人です」


おいこら。

人を勝手に仙人にするでない。

でも、まてよ?

仙人て、イメージ的に、日常生活から引退している感じよね?

ってことは・・・・私も!


「じゃ、もう引退しても」

「ダメです」


同僚の即答。


・・・・仙人になっても引退させてくれないのかいっ?!なんてスパルタな子(T_T)

でも、好きだけどね(#^^#)

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