第30話 生きるのは


「そういうとこだよw」


「今1番いいとこだったんだよね。あくびが出ちゃってごめんね」


「ふふふw安心したよ」


「何が?」


「何も変わってなくて」


「変わりようがないだろ」


「あはははは」


「僕は変わりません」


「じゃあ私も福岡行くよ」


「何しに来んだよw」


「ん?」


「何しに来んのって?」


「なんか博多のさ、博多の何?屋台?ラーメン?」


「屋台?あんなん喰わない方がいいよ」


「うそ!なんで?」


「衛生状態が…所詮屋台だもん」


「え!?」


「よくないしあんまり衛生状態が」


「そうなんだ」


「うん。と私は思います」


「じゃあ、あのもつ鍋食べる」


「まあ、もつ鍋はうまいけどね。……はぁ~、大変ですね、しのさん」


「ねー」


「ほんとに、生きるってことは」


「ねー、おにいちゃんも大変じゃない?」


「オレはいつも通りだから」


「いつも通りだったのかもしれないけどプラスアルファ私が現れていつも以上に大変じゃない?おにいちゃんも。あっちもこっちも、あはは(笑)」

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