第15話 アレクサ、通知は?
「あ、でも通知あったよね?今ね」
「うん、わかんない。出ないな」
「なんでしかもさ、『(彼の名前)、(彼の名前)』って2回言うの?」
「オレのさっき設定したの。オレの電話番号入れたからかな」
「あ、入れた?」
「うん」
「あ、じゃあさ、そうそうそうそう」
「オレの電話番号でアレクサのとこにリンクしたからそうなったのかな」
「うん、だからそれでそれができるようになって、アプリ入れた?アレクサのアプリ」
「入れてない」
「え?」
「入れてない」
「携帯に入れてないの?」
「ああ、入ってるよ」
「入ってるでしょ。そこに、そこ開くとさ、呼びかけっていうところとかあってそこに出てない?なんかメッセージ」
「自分でさっき携帯でメッセージを呼びかけしたんだからオレが、・・・・あ、電話かかってくるとこっちにかかってくるの?今度」
「ううん」
「そんなことはない?」
「うん。んとー、そのアプリを通して、えとー、アレクサに着信みたいな感じ?ができる。今その前にかけたんでしょ?」
「うん」
「ああ、それが、その通知だね」
「あ、そういうことね」
「黄色いマーク消えたでしょ?」
「消えた」
「ああ、じゃあ、そうそうそうそう。そうだよね?」
「わかんない」
「通知何って聞いた?」
「通知何?って聞いたけど何も言わなかったよ」
「え、もう1回言って『アレクサ通知何?』って」
「アレクサ通知何?・・・ちょっと待って。アレクサ通知何?」
『通知はありません』
「はは(笑)ないって」
「あはは(笑)なんだ。ごめんね、バカなこと言っちゃって私さっき」
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