第13話 後半スタート
「もしもし?」
「ん、起きてた?」
「起きてる、起きてる。大丈夫?えへへへ(笑)」
「びっくりしたよ」
「ふふふふ(笑)」
「こんな時間に」
「ふふふふ(笑)なんで?急に来たの?いたの?」
彼の会社の若い女性従業員
「うん。来たんだよ」
「あ、来たの?」
「うん」
「で?」
「なんかよくわかんないやつだ」
「ん、もういないの?」
「いないよ。もう帰った」
「え、何しにきたの?」
「何しにきたかわかんない」
「え?」
「わかんない」
「え?何しにきたかわかんないの?」
「ん、わかんないんだよ、あいつは、ほーんとに」
「え、家にいないの?」
「風呂に入りにきたんだよ、もしかするとね」
「ん?」
「風呂に入りにきたのかなって」
「………」
「風呂」
「お風呂に入ったの?」
「入りにきたのかなって。オレがいたから入らなかったのかなって」
「ふふふふ(笑)え?家遠いんだっけ?」
「遠くもないけど」
「うん」
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