第7話

「ユメちゃんお久しぶり。神さんと楽しく過ごしてる?」

用済みになった私はオーナー達に部屋から追い出され、友達のシロちゃんの部屋にきていた。

シロちゃんは戒さんの奴隷だ。しかし、奴隷だけど私と同じように所有者から給料や食事が出ている。奴隷と知らなければただの社員と社長の関係にしか見えない。

「シロちゃん、一ヶ月ぶりです。いつも通り楽しくやってますよ。どうぞ。昨日、作ったものですけど。」

クッキーの入った袋を机の上に置く。昨日、戒さんのところに分かったので寝る前にお土産として作っておいたものだ。

「ありがとう。ユメちゃんの作るものは美味しいからね。そうだ、このクッキを賭けてゲームしない?」

「お断りです。シロちゃんは初めて出会った時もそうですけどやたらと賭けごとをしようとしますよね。」

私達はオーナーと戒さんが会食で出会った。その時、戒さんはバニー姿のシロちゃんとオーナーのお姉さんに遊び半分で着せられたメイド服姿の私にハイアンドロードをさせた。それがきっかけで私達は時々遊ぶようになった。

「だって、それが私の生きがいだからね。」

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