第7話
「ユメちゃんお久しぶり。神さんと楽しく過ごしてる?」
用済みになった私はオーナー達に部屋から追い出され、友達のシロちゃんの部屋にきていた。
シロちゃんは戒さんの奴隷だ。しかし、奴隷だけど私と同じように所有者から給料や食事が出ている。奴隷と知らなければただの社員と社長の関係にしか見えない。
「シロちゃん、一ヶ月ぶりです。いつも通り楽しくやってますよ。どうぞ。昨日、作ったものですけど。」
クッキーの入った袋を机の上に置く。昨日、戒さんのところに分かったので寝る前にお土産として作っておいたものだ。
「ありがとう。ユメちゃんの作るものは美味しいからね。そうだ、このクッキを賭けてゲームしない?」
「お断りです。シロちゃんは初めて出会った時もそうですけどやたらと賭けごとをしようとしますよね。」
私達はオーナーと戒さんが会食で出会った。その時、戒さんはバニー姿のシロちゃんとオーナーのお姉さんに遊び半分で着せられたメイド服姿の私にハイアンドロードをさせた。それがきっかけで私達は時々遊ぶようになった。
「だって、それが私の生きがいだからね。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます