後悔


十二支に猫っていないよね?


今回は彼女の遺した原稿用紙2枚分を書き写します。


恐らく何かしらの授業の課題かなんかで書いたのかな?


普段、学校にさえ中々来ず。勉強に目もくれなかった彼女が唯一、体を起こして取り組んでいた作文。


その横顔を僕は今でも鮮明に思い出す。by父


・・・はいっ!写していきます!

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「自由」


人は生きている上で、どれ程それを感じ生きていれているのだろう。



ふと、そう思い。


自分へ投げ掛けた。



すると、聞かれるまで意識していなかった程に、僕は今。


自由な生活を送れているらしい。



ただ、これは世間一般的な「自由」であり


僕が望む『自由』とは駆け離れた「自由」だと言う事。



まあ、この話を深掘りすると、きっと文字数が超えてしまうので省略しよう。





目線を変えて、



他の生きる人達はどうだろう。




「ニュースで流れるいじめ問題」


「自分の生活を、居場所を守る為に殺す自分」


「聞こえてくる愚痴」


「耐える日々」



こんな世界で、果たして「自由」を感じれている人は多いのだろうか...



否、



そう感じざるを得ない。




しかし、そんなすぐに世界は変わらない。


人も変わらない。


今すぐ、変え、変われるのはきっと。



“意思”だけなんだろう。



その意思を殺し、殺される度に、


自分の思い、自由な心は消え


次第に見えなくなっていく。



そして、自由の世界を見間違え


自ら命を絶ってしまう。



こんな世界でどう生きていけばいいのか・・・





正直、僕にその答えは分からない。


人それぞれ、生の感じ方。求める自由は違う。




ただ、これだけははっきりと分かった。


「絶対に、自ら命を絶ってはいけない」


「自分の命から、逃げてはいけない」


もしかすると、これに従えば「自由」の意味に反してしまうのかもしれない


だから、これは指示や命令。強制ではなく、



ただ1人の切実な君の意思への お願いです。




「どうか、生きてください。あと、ほんの少し先にある、君の『自由』が見つかるその日まで・・・」






これから先に。


「自由」が本当にあるのかどうか、不安な人。



待ってみて下さい。



鼓動がむちを入れる間、ずっと待ち続けて下さい。


もし、老いや避けれぬ死が来て「自由」を感じれず、見つけられずに終わってしまった人がいたのなら、その時は。




僕を探しだして殴って下さい。


僕はそれを友達の「証」としましょう。






追記:手加減できる人ってほんと素敵だと思う

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