夏に課せられた題名のない作文

Yumemi

人権作文



これは彼女が残した忘れ形見。いや...人権作文である。



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『人権』



これは人が人として生きる事ができる権利。



この世界に人として生まれ落ちたその瞬間から、名前や母の声より先に貰う事のできる世界からの贈り物。



しかし——



残念なことに日本が作ったこの「権利」という言葉は、「絶対」という言葉とは画数も違えば意味もまるで違う。



あくまで僕達が持っているのは「人権」という「権利」


法という者からの絶対の無い保障。



『絶対守ってやる』


という保証付きの言葉ではなく


「守れたら守ります」「状況と私の足元立場を確認して判断します」「根拠。証拠の無い事には動きません」


という保険付きの文字列なのだ。



それ故に、世界は、法は、裁判所は、警察は、公務員は、大人は、


人は、



「死」というメッセージが届かないと動かない世界になっている。



自己優位性事後我そ知らぬ症候群ignore work broken wing bird

もはやそういった世界における傍観者達皆に病名をつけるとしたらこんな所だろう。




その中でも「死」というメッセージを沢山発信させている根源が、


いじめ」や「差別さべつ




人は皆、完璧では無い。

よく間違えつまずく。





橋の無い道を人は進もうとしない。


だが、橋はあるが今にも落ちるかもしれない橋だとするならば。


きっと8割は引き返し、2割は心迷い誤って渡ろうとするだろう。



そう。これが僕が1番伝えたい、2つの言葉の意味の違い


「義務」と「権利」だ。



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ごめんね。遮って。

どう?この作者の世界観についてこれてる?僕はこれを写しててもう見失いそうだよ。

まぁ、人それぞれ感じるてる事や人生経験からなる思想は違うから

受け取り側にピッタリハマる事はほぼ無いんだろうけどさ〜。


あっごめんごめん。続き打ち込むね。


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この2つの違いのせいで誤った2割の人間は、「これをしてしまうと捕まってしまう。人生が終わってしまう。失ってしまう。だからここはやめておこう」


ではなく、


「まぁ、このくらいしても大丈夫だろう。きっとバレない」


ひどいと


「俺らにはお前を痛めつける、無視。差別する権利があるんだ。私達はそういう立場なんだ。もはやこれが快感なんだ」


と錯覚し始める。



はなはだ痛々しい。




その結果。



被害者は「死」といった世界へと逃げてしまう。逃げざる終えなくなる。




ならば、そうさせない為には、どうしたらいいのか...



被害者はきっと「死」という答えに至るまでに、様々な方法で助けを求めたり。


辛いのこもったメッセージを誰かに伝えようとしている。



なのに、それに気付かないふりをして目を逸らす者や、気付いて動こうとするが他の圧力で動けず終わってしまう者で囲まれた鳥籠とりかごが現状。


中には助けや辛い思いを言い出せずに人生に区切りをつけてしまう人もいる。




一体、どこをどう変えたらこういった事にならずに済むのだろう・・・


「死」がその人にとっての「助け」にならずに済むのだろう・・・






それはやはり、『人権』という言葉が原因なのだと僕は思った。



もし、それが「権利」ではなく「義務」だったのなら、


少なくとも今のような世界。日本にはなっていなかっただろう。



もし、そうなっていたのなら、その義務を邪魔する者は厳しく処罰され、法律も殺人と同等のものになり。人の道を誤りそうな者も1歩留まり、皆の意識も変わり、1人は生きれる義務の中で生き、1人はその人の生きている義務を害さないように生きる。



しかし、それでも尚。


橋の無い道を渡ろうとし、人に害を加えたり、人生を殺める者も少なからずいるだろう。




だが、それでもこれだけは“断言”できる。



今ある、消えるはずの無い命の数は減り。


これから、消えるはずの無い命の灯火の数は増えていくだろう。




未来。この作文人権に対し、意見や反論。思い考え動く人が増えますように。





『人義』



これは人が人として生きる事ができる義務。





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お久しぶりです。どうでした?少しは理解できましたか?

僕は4往復目でやっと、形を掴めた気がしています。

最後の消えるはずの無い命についての2行を何度口にして読んだことか...

解釈難易度ドギツかったです...ほんと。


この作文は彼女が17の夏に書いたものです。

これから、こういった彼女がこの世界や人に残した言葉を代りに僕が書き写して投稿していきます。


今回は作文でしたがポエムや語り。このノートには沢山記されています。

それらもまた追々...



では僕はこの辺で失礼。


by僕っ子のバンドマン


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