嗚呼、理不尽

コンロード

嗚呼、ジン

 日本の、とある山村に、学会から追い出され世捨て人のような生活をしている科学者がいた。


 彼は、自分を見下した学会や人類に復讐する為、超人を創り出す研究を続けていた。


 そして彼は、ついに人知を遥かに超えた能力を持つ『超人』を完成させた。


 その超人は『ジン』と名付けられた。




 「さて、電話、電話!」


 鼻唄混じりで公衆電話ボックスに向かった彼は、そんな物がとっくの昔に無くなっていた事を初めて知った。


 そのショックで、彼はこの世を去った。


 彼の帰りを待っていたジンも、空腹の為この世を去った。


 


 ジンの能力……それは


 今となっては誰にも判らない……。




 ……そう、作者である私も…だ。


 

 こうして『理不尽』の続編、『嗚呼、理不尽』の幕が上がったとさ。

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