【さ】さくらじま

【桜島】

 標高1117メートル。

 錦江湾にある東西約12キロメートル 、南北約10キロメートル、周囲約55 キロメートルの活火山。桜島という名前の通りかつては島だったみたいだけど、1914年の噴火で対岸の大隅半島と陸続きになったみたい。

 噴煙が上がる様はまさに火山!でも、周辺住民にとっては悩みのタネ。折角洗車しても翌日には車が真っ黒に……洗濯物も外に干せなかったりするみたい。

 余談だけど、麓の小学生などは登校の際にヘルメットを着用しているんです。いつ何時起こるかわからない噴火の際の噴石に対する備えのためみたい。気をつけて登校してね!

 桜島といえば桜島大根!世界最大の大根があってこの漬物がまた美味なの!


 ◆ ◆ ◆ ◆


勇者「おお、あれが噂に聞くサクジラマか!なんと雄大で素晴らしいことか!」


由美「サクラジマです!勇者様!」


勇者「そうだな、サクジラマだな!」


由美「もういいです」


勇者「それで、あの山はいつもああして噴火しているのか?」


ミランシャ「そうですよ。これだけの距離で噴火が見られるなんて素敵ですよね。でも、噴火のたびに灰が降るので地域の人たちは大変です。灰を捨てるための専用の袋【克灰袋】があるくらいです」


勇者「迷惑ではないのか?」


由美「火山があるおかげで温泉とかもありますし、こうして雄大なサクラジマを見ていると何だか落ち着きます」


勇者「そうか、サクジラマの恩恵を受けて共に栄えているのだな!」


由美「だから、サクジラマではなくてサクラジマです!」


勇者「ああ、わかったわかった。ところで、あの火山にドラゴンとか住んでいないのか?」


由美「住んでいません!」

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