告白
十升
1分間
RRRRR……
……
「もしもし」
俺だ、ごめん夜中に。
「なんだ、ヒロか、公衆電話だから誰かと思ったわよ」
ごめんな、ちょっとどうしても今日言わなきゃいけないことがあってな。
「スマホはどーしたのよ」
充電無くなっちゃって、それで小銭かろうじて10円あったからそれで掛けてる。
「えっ、早く要件言いなさいよ、10円ならすぐ切れちゃうでしょ、何? 忘れ物?」
いや……
今日な、ありがとうな。すげぇ楽しかった。ほんとにありがとう。
「長いわよ。それだけ? 何の要件なのよ?」
俺と、付き合ってくれ。
「えっ」
聞こえた?
「きっ聞こえたわよ」
……
「あたしっ」
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