婚約者探しのためにトップレベルの学園へ入ろうと魔法を鍛えてたら強くなりすぎてた

不定形

入学まで

プロローグ

 辺境の屋敷、そこの一室に幼い女の子が母親らしき人の膝の上で本を読んでもらっていた。


「かあさまー!しあわせなけっこんってなんですか?」

(リリア・コルトニア、6歳。まだ物心のついて一ヶ月。)


「幸せな結婚っていうのはね?自分の好きな相手ひとと結ばれることよ?」

(アルマ・コルトニア、27歳。領民や屋敷内の人に【辺境の聖女】と呼ばれるくらい美人で優しい性格なのである。リリアの母。)


好きな人と結婚それはしあわせなことなのですか?」


「ええ。少なくとも私は幸せよ?」


「なら、わたしのしょうらいのゆめはしあわせなけっこんをすることです!」


「なら頑張らないとね!」


「はい!———————




 リリアが将来の夢の為に頑張ると誓い、それから4年後...


「今日も魔法の練習頑張るぞー!おー!!」


 今日も昨日もその前も、毎日欠かさず魔法を鍛えていた。

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